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チラシの裏 3枚目
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「お前がホーネックを倒すのか」
「…ごめん。ダメかな」
「……ヒャクレッガーの件もある、いいだろう
…ただし今回は俺がお前のオペレーターを務める。」
ゼロはすでに工場内に再潜入し、キメラライドアーマーを見つけた倉庫の辺りへとやって来ていた。
エックスはゼロのいた位置へ、ゼロはハンターベースへ。
「…エックスの様子が気になるだろうが…寝てろ」
「…いや、寝るってあなた。」
ふと見ると、ゼロの担当のオペレーターはゼロの帰還に安堵したのか、ゼロの近くですっかり眠っている。
その場所が場所で、ゼロもゼロな気はするが…ひとまずオペレーターは仮眠室へと移動した。
「その場所のイレギュラーは空から攻撃してくる。
あまりに急なようならばコンテナを盾にするのも手だ」
「解った。」
立ち並ぶ倉庫での戦いを制し、エックスは開けた場所へと降りる。
ふと辺りが暗くなる。太陽が雲で遮られたか?そう思うのも一つであろう。
…轟音と熱風がなければ。
「…何!?」
「…何かあったかエックス」
「何かって…これ!」
そう。エックスの真上に貨物機が着陸していたのだ。
「…兵器を積み込む気だ!」
「よし、止めろ!」
バスターで運搬メカニロイドの腕ごとコンテナを破壊し続ける。
何度も何度もそれを繰り返すと…
「敵も諦めたみたいだ!」
「よし。飛び立ったな…」
逃げる貨物機をよそにエックスはもう一つの工場の扉を開いた。そこには…
「待っていたぞエックス。」
「…ヴァジュリーラの仲間か!?」
赤いボディに、鉄色の顔。背負った金の輪が特徴的な巨漢だ。
「我が名はマンダレーラ。研究所では姿を見せず卑怯を犯した事を謝りたい」
「……戦いだ、そこは別にいい。」
「かたじけない。では参る。ヴァジュリーラを苦戦させたその力、我に見せてみよ!」
その巨大なボディを見た時からこちらが使う手は決まっていた。
面積の広い体を満遍なく狙うことの出来るこの武器をまず使おうと。
「レイスプラッシャー!」
目にも止まらぬ光の散弾銃がマンダレーラの体のあちこちに激突、マンダレーラの体を後退させる。
「ぬぐぐぐぐぐ…!!」
やはり通用している様子だ。ならば次は…。
そう思っていると、研究所で床に設置していた強力磁石を壁へ投げる。
「どらっしゃあああああああああああ!」」
その巨体を存分に生かした突進攻撃。
避ける方法は…壁を蹴りマンダレーラを飛び越すこと。しかし…
「うぐ…!」
体が壁に引き戻された。思った以上に磁石は強力。そしてそのまま…
「ほああああああ!」
「ああああああ!!」
ぐるんぐるんと高速回転させた腕によって天井へと殴り飛ばされ…
「げほっ」
落ちてきたところを
「ぬんっ!!」
掌を叩きつけ
「がはあ…!!」
壁へ叩きつけられる。
「其方がこの攻撃を避けることはまかり通らぬ。其の武器は確かに強力なり。
だが其方の命が尽きる方がよほど先であろう!」
今度は最大限に力を溜め…新しいチャージショットのお披露目となった。
「左腕!」
まずは右腕。二重螺旋形のエネルギーの鎖が放たれる。…通常のものより遅い。
「ぬ…?」
「右腕!」
これはまた、普通のチャージショットだ。以前は強化されたものが右腕から放たれていたはずだ。
だが…左腕のチャージショットが右腕のチャージショットを追い抜いた瞬間。
「…何と…」
二重螺旋のチャージショットは単発のチャージショットによって砕かれ…
縦に5つ並び、更に強化されて、速度を増して一斉に光の壁としてマンダレーラを襲ったのだ。
「ぐおおおおおおっ…!!」
怯んでいる間にまたレイスプラッシャーを放つ。
「くぅっ…」
磁石を投げ、またも突進するマンダレーラ。
だが彼の唯一にして最大の、必勝の技であるそれも二度は食らわない。
バリアブルエアダッシュで真上に避け、一度壁について今度はエアダッシュで避け、マンダレーラを飛び越える。そして…
「レイスプラッシャー!」
今度は背中に見舞う光の弾丸。その勢いはマンダレーラを壁へと打ちつけていった。
「ぐおおおおおおおお…!まさか…この我が…敗れるとは………!」
勢いよく向き直る。まだそんな力が残っていたのか。慌ててバスターを構えるエックス。
だが…マンダレーラはそのまま膝をつき、腕を大きく広げ叫んだ。
「天晴れなり、エックス!!」
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