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チラシの裏 3枚目

768サガフロンティア×アイマス 第十四話 2/2:2009/11/01(日) 02:37:40 ID:BWCFiJoc0
P765からの突然の言葉。ウサといえば…P765を再生させた技術者であり
勿論この古墳にまで導いたうさぎのモンスターのこと。
「……どうしてアンタがその名前を」

「私はウサ様によって直されたからです。 その時にあなたのことも聞きました」


「…あなたのことを話すとき、ウサ様の精神波長の乱れを感じました」
「…………」

「被害は最小限に抑えるべきもの。 …被害を何らかの手で回避できるならば それを選ぶのは当然」

「そう。アンタを倒せばウサちゃんがまた悲しむと…
 …けどそんなことは言わせないわ アンタもまた人のもの奪おうとしてるんですもの」
「私は『任務遂行』の元動いています しかし…彼女には目的があります」


バックパックから取り出されたドロップをやよいの口に放り込むと…みるみるうちに回復。

「…あっ」
やよいが起き上がりました。

「…何、アンタの目的っていうのは」
「指輪を集めないと…指輪の力がないと、リージョンが壊れちゃうんです!!」

「…リージョンが、壊れる? …バカ言わないでよ!」
かつて多くの軍を率いてきた統率者の目が…やよいを見抜きます。
「そんなことがあるわけないじゃない!」
やよいも済王伊織の目をじっと見つめます。
「ウソじゃありません!!」

…その迫力に気圧された済王伊織は…
「!?」
草薙の剣を利き手と逆の手で突き出します。
「………証拠があるなら見せて見なさいよ 私を納得させたいなら」

「……これが、証拠です 済王伊織さん」
血だらけの腕を伸ばすやよい。…その腕の先、手の指には…護りの指輪が。


「う…!?」
指輪の共鳴は再び起こります。
…済王の脳裏に………やよいの思念が伝わってゆきました。


干からびた、ボロボロの土地…マーグメル。
水の代わりに溶岩が溢れ、土は痩せ…植物は枯れ。
食べるものも少なく…飲むものにも困る。

…それでも、大家族のように一丸となり懸命に生きるラモックスたちの姿。
「……私には大切なものがあるんです!
 マーグメルを救いたいんです!!」
その言葉が…最後の一撃となりました。

「……その言葉は… …本当なのね」
草薙の剣が…落ちた瞬間。

「指輪が語り合った。 …指輪がそれを望むなら、その指輪、アンタに貸してやってもいいわ」
「ほ、ホント!?」

「…ただし、眠るのにも飽きたし、…この時代にもまだ生きているんでしょう?ウサちゃんは。
 …会ってみたいわ アンタ達と一緒に私も行くわ」

P765は千早を回復…千早から皆を生命の雨で祝福。

「ほ、ほんと!?伊織ちゃん!」
「何でアンタにちゃん付けされなきゃいけないのよ!」

「え?だって私とあまり歳の違わない女の子だし…」
……ここに、第八の指輪…戦士の指輪が手に入りました。


「伊織ちゃーん、起きたんだって!?開けてー! 皆に怖いことしてないー!?」
入口から程近い、部屋の外から聞こえてきたのはウサギの声。
「! あら、来てたの!?」
ここに、再会は果たされたのでした。



「…ところであずささん、残り一つの指輪の情報っていうのは?」

「ええ。…それなんだけど…
 先ほど言った『妖魔の君』は何も歌田音だけじゃないのよ。

 『指輪の君』とされる…もう一人の最強の妖魔『四条貴音』  …その人の所へ行くわ」

その名を聞いて…伊織の表情は変わりました。

「…『四条貴音』 流石に有力な妖魔もまだ生きてるってわけね
 気をつけた方がいいわ あの辺りの奴らには私もうかつに手出しできなかったから」




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