したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

チラシの裏 3枚目

765サガフロンティア×アイマス 第十三話 2/3:2009/11/01(日) 02:33:36 ID:BWCFiJoc0
3種の神器を供えると重い扉が開かれ…
広い広い部屋の奥に、丸みを帯びた石の棺が姿を現しました。

幼くして死に至り、シュライクの発展と平和を未来永劫に願い続ける者…
済王その人が、ここに眠り続けているのです。



「……」
やよいは皆と顔をあわせ…頷くと棺を…ゆっくりと開けました。



「…指輪だ」
桃色のマントに鎧を身に着けた骸骨。指には赤き指輪…。やよいのものと同じもの。
後はこれを手に入れるだけ。…そのときでした。


「シュライクを脅かす悪しき者め 余の剣を受けよ!」


済王が起き上がりました。
「出ましたね!」
「この骨が…済王!」
5世紀のリージョン界に名を轟かせた天才剣士が…起き上がりました。

「!」
ふと、やよいの指輪が輝きます。

…輝き、済王の指輪と共鳴します。



その瞬間…
「!!」
やよいだけに…信じられないものが見えてきました。


「…女の…子…!?」
額の輝く、煌びやかな装飾を身に着けた…シュライクの民を一つにまとめたカリスマ性を持った、
『済王』その人の魂の姿…生前の姿が。

「口語翻訳システム起動。」


「骨だなんて失礼ね!! 私こそがシュライクの王、ミナセシタシラスイオリよ!」
「骨ではない!! 我こそがシュライクの王、ミナセシタシラスイオリなるぞ!」


「女の人…だったんだ」
「やよい、何言ってるの?」
「女?…成る程。骨盤の形から判断したのね 高槻さん、偉いわ!」


「ちょっとアンタどこ見てるのよ変態!!」
済王は剣を鞘から抜き出しました。
「済王・伊織、私たちはあなたに指輪を譲っていただくためにここに来ました」


「…指輪…アンタたち指輪を奪いに来たのね、泥棒じゃない!」
語調を荒げる済王…
会話の時間はそこまででした。

「ここから生きて帰れると思わないことね!
 来なさい、私の最強のしもべ…シュライク王朝騎士団の力、見せてやるわ!」


世界最強とも憶測される済王伊織の剣、『草薙の剣』が風を切りました。


「わわ!!」
やよい達は距離をとりますが…
その空いた距離は即座に、駆けつけたシュライク騎士団によって埋まります。

玄室の扉は閉じ…戦いが始まります。

「まずはこの騎士団を何とかしないと…!」
「一人で一人を相手にすれば問題ないですよ 私が済王伊織と戦います!
 皆さんはその骸骨の騎士団と戦ってください!」


ピヨさんは駆け、済王伊織と激突しました。




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板