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チラシの裏 3枚目
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クーロンへ戻ったやよい達は、あずさに次なる目的地を聞きます。
「指輪の手がかりは後二つ。 次に向かうのはシュライク。
決してヨークランドのような田舎ではないけどマンハッタンほどの都会じゃない…
最先端技術が生まれる平凡な町よ」
「シュライクの指輪といえば…もしかして」
シュライクには有名な指輪の伝説があるのです。
シュライク王朝を最盛期に導いた一人の王の指輪。
「シュライク最強の王『済王』の玄室に今尚保管されているという、指輪を手に入れに行きましょう」
「済王の先王、『武王』の古墳は一般公開もされているくらいですが
済王の古墳はその入口すら知られていませんし…どうなることやら」
リージョンシップでシュライクに到着すると…
「わー……平和そうな街ですー」
電車の通る音が出迎えてくれました。
青空の下、立ち並ぶ町並みは今までのどこよりも平和そのもの。
北に向かい住宅街が立ち並び、北東と北西にはそれぞれ二つの大きな丘が。
「あの丘が昔の王様のお墓っていうわけなの。」
「おっきいお墓なんですねー…」
「自分の権力を誇示したかったようね。
でも済王は若くして病死したから彼に集った部下達が作ったんだったかしら。
西が私もよくオフの日に修行に行く『武王』の古墳。
東がこれから私達が向かう『済王』の古墳。」
「それじゃあ東の丘にしゅっぱつですね!」
やよいはわくわくを抑えられません…が。
「流石に何の準備もなしに入口も解らない古墳に行くのは危険だって思うな。」
美希が意外に冷静なツッコミを。
「…あ。それもそうですね…」
「図書館で調べてみましょうか。
…まぁ最も、それくらいで入口が見つかるならとっくに見つかっていると思うけど」
今回の指輪捜索は困難を極めそうです。
「…待って下さい」
ピヨさんは真剣な口調で呼び止めます。
「どうしたんですか?」
「…この付近で戦闘が行われているようです。
それも、かなり高レベルの。…気の高まりを感じて、さっきから全身が少しぴりぴりとするんです」
「達人ならではってヤツか…ピヨさんはやっぱり違う世界の人なんだなって思います」
「んー……避けた方がいいってことかしら」
「主に…あっちの方から」
街の方を指差します。
「…何があったのかしらー」
「一方が強くなった! ………あ。静まりましたね…行ってみましょうか」
達人でも危うきには特に近づかない気は無い模様です。
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