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チラシの裏 3枚目

756サガフロンティア×アイマス クーンやよい編 第十一話 2/4:2009/10/31(土) 03:29:44 ID:C6UQhllI0
「…今回は戦闘の危険はありませんよね、それじゃ私はお酒飲んできます♪」
ピヨさんが今度は単独行動。ネルソンに行ってしまいました。
「たららららー たらたーたーたったー たらーたった たーらら たーらら たららららー♪」


「今の何のメロディですか?」
「ネルソン艦隊のマーチよ ネルソンは確かリージョンを挙げてトリニティ政府に反旗を翻しててね
 私らなんかも武器をそろえたりするのよ。かの有名だった反トリニティ軍の我那覇大佐なんかも結構好きだったメロディと聞いてるかな
 って…やよいに言っても解らないか」
「呼んだかー?」
「アンタの苗字とは同じだけど関係ないって」
「うちの父ちゃんもよくあんなメロディ歌ってたけどなー」
「まっさかー」


「…軍にはカップルなんかいないだろうしねー…そういう雰囲気が好きでピヨさんは
 ネルソンに行ったんだと思うんだけど……… 止めておくべきだったかな」
「…?」
「ヒントはワカツ流。…これで解らないなら知らないでよし。…さ、領主さんとこ行きましょ」

水着に着替えてはしゃぐあずさと真、昼間からレストランの外でスパゲティの食べさせあいをしているカップルをよそに、

「……」
やよいがふと立ち止まります。
「? やよいー。行くわよ」

「…今、女性の声が聞こえませんでしたか?」
石橋の上で、水面に浮かぶ花びらを見ながら。

「…………確かに私も聞こえるわね …水妖かな」
「水妖?」
「水の中に住む妖魔のこと。人間に近い、一般的な妖魔の上半身に、魚みたいな下半身を持っている。
 結構皆スタイルいいって聞いてるわよ」


「お前の歌声はリージョン界に響き渡るべきだと思ったのに……」
ぽつりと橋に佇む男を横目に、今度こそ領主の館へ。


「ひ、広いです……」
広く、手入れの行き届いた広大な庭。その中の一本道を通り抜けると……
館の入り口。潜ると…

「…おやーおやー…何の御用ですかなぁ?」
きれいなエントランス。階段の上から赤いヒゲの男性が現れます。


「マンハッタンで、指輪を購入なされたそうですね。」
律子はその男性…領主に問いかけます。

「ええ、それが何か…あ、どうぞそちらへ」
羅針盤を模した模様の床へと。

「実は、この子が指輪を集めておりまして。
 指輪を譲って頂けないかとお伺いいたしました」
「お願いします!」


そう言うと…男がにやつきました。
「指輪を差し出すのはそちらですよ」
「!?」


「こうやって指輪を買ったことをショッピングモールに行っておけば
 ほらこうして、指輪を集めるバカどもがこうやってそちらからやって来てくれる」
「…何、ですってぇ」

クククと腹に手を当て笑った領主は一言。
「ええ。 そうです これは、罠  …おーい」
パチンと指を鳴らし、奥へ声をかけます。
…戦闘体勢に律子とやよいが入ったそのとき。

「そしてこれは、落とし穴。」
満面の笑みを浮かべました。
カパッ… 足元の羅針盤模様が開き…2人はまっさかさまに落下していってしまいました。
「……さて。指輪は後で回収するとしようか」




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