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チラシの裏 3枚目

754サガフロンティア×アイマス クーンやよい編 第十話 4/4:2009/10/31(土) 01:11:27 ID:C6UQhllI0
「……ふふ、お前はどうやら私がモンスターだと勘違いしているようだな…
 この姿でだ。これだから!!!」


「これだから!!これだから上級妖魔は嫌いなんだ!!」
醜い姿をしたモールは怒りのあまり、行動を早めたようです。


モールはベッドへと潜り…
「はあああああああああああああああああああああ!!!」


女の子の体に取り付き、パワーアップを計りました。
「さぁこれで私の力は先ほどまでの倍!!
 今の私に上級妖魔ごときが敵うと思うなああああ!
 『邪霊憑依』!『激痛』!!」

更に強力になった特殊攻撃。
「わぁぁあああ…!!」
精神への攻撃で…響はたちまち倒れてしまいます。

その時でした。


「響さあああああああああああああああああああああああん」
窓ガラスを割って巨大なモンスターが。


「がおおおおおおおおおおお!!」
突然響を奥へと避難させ、
モールに向かって怒りの鉄拳。『グランドヒット』でした。
「ぎあああああああああああああああああ!!!」


「い、いぬ美!どうしたさ!」
「あ、あの……この子、響さんの…ペットですかぁ…?」

突如乱入した響のペットが響に代わり登場。戦闘は激しさを増します。

「キラメキラリ!」
やよいが使ったのは黒井から貰った盗賊の指輪。

その不思議な力により…全員の姿が消えてしまいました。
「何…お、お前ら一体どこに…」


「『曲射』!」
あずさは銃をお手玉しての一発。


そして…
「『幻夢の』」
「『濁流剣』!!」
双海と律子の連携が炸裂。


双海が術を唱えると、床に魔法陣が現れ…そこからは巨大な鶏が姿を現し、モールめがけ目から光線を放ちます。
「うぎゃあああ!!」
それは『コカトリス』。モールの体はたちまち石になり…


その石になったモールの周りに律子が…
何と5人現れ、モールの周りを素早く回転し、取り囲んだではありませんか。
そして…一斉に交差し剣で両断。
石になったモールを粉々に粉砕してしまいました。


「……………その子は。」

律子は背を向けたまま。
「……!」


みるみるうちに…顔色がよくなってゆき…
「治りました!!」
「…そう」
ほっと一息つき…律子は何故か、窓へ。

「…え!?律子さん、あの、どうして…妙に必死だったみたいだし」
「……何でもない。…この子を見てると何だか知り合いを思い出すし…
 …それに何だか頭痛くなっちゃって。先に待ってますよー、ピヨさん」

そのまま、窓から飛び降りていきました。


「……! …あなた達が私を助けてくれたんですか?」
女の子は目を覚ましました。
「おお、おお…!ありがとう、ありがとう…ありがとう!!」



そういえば、律子には養子に行った家族が2人いると話していましたが…
「指輪ですね、ありがとうございます!」
「いえいえー! …ところであの、何ていうお名前なんですか?」
やよいは覚えておくことにしました。その女の子の名を。




「涼!」




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