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チラシの裏 3枚目

751サガフロンティア×アイマス クーンやよい編 第十話 1/4:2009/10/31(土) 01:08:41 ID:C6UQhllI0
クーロンへ無事戻ってきたやよいは、ひとまず次の行き先をあずさから聞くことに。
「あずささんっ、次はどうするんですか?」
「そうねー……残る指輪の情報は4つ。
 早急に行かなくちゃならないものから優先して行きたいと思うの。」
「うんうん。」
「それで、次に向かうリージョンっていうのは…」




「わー、のどかな田園地域ですね」
「ええ。ここ『ヨークランド』は危険の少ない、いいリージョンなのよ
 天使の伝説とかもある、ロマンチックな場所だったりもするのよね」

田舎町『ヨークランド』
森に、沼に、湖に、山。
鬱蒼とした大ジャングル『シンロウ』とは別の意味で自然には事欠かない場所です。
「まぁロマンチックといえば『ルミナス』もなかなかですけど…って響ちゃん、どうしたの?」

来るなり、響が何やらそわそわしています。


「な、なーあずさ。自分、帰っていいか…?」
「おうちに?ええ。いいんじゃないかしら…」

「解っててここに自分連れてきたのか!?  …まだ自分何もしてないし
 クーロンみたいな場所と違ってここは知り合いばっかしだからすぐ見つかるさ…
 母ちゃんに怒鳴られちゃうさ…」

そう。ここヨークランドは響の故郷。


「……それでも、挨拶くらいはしといた方がいいと思うわ
 これからの戦い、結構厳しくなるし…。
 …勿論、旅をやめるならそれでもいいし」

…響は沈黙の後…決めました。
「いや、半端で終わるなんて出来ない。
 今回は挨拶止まりにして、これからも一緒について行く!決めたからな!」

「…響さん、ごめんなさい…」
「謝る必要も何もないぞ?自分が行きたいから行くって言ってるだけさー」
「そうですかぁー…?」


そして、まだこの町に来た理由をあずさから聞いていませんでした。
「あのー、あずささん、ヨークランドの指輪っていうのは一体どういうものなんですか?」

「ヨークランドの富豪の家の娘さんが重い重い病気にかかっているんだけど…
 本来ならずっと前に死んでいる所なのだけど、生きているの。
 …それが…娘さんの持ってる指輪の力らしいのよね」



田舎町の、高く大きめの…きれいな建物に入ります。

「おお、あなた方は…」
「お電話を致しました、あずさと申します」

「うちの娘の病気を治してくださる方ですね…どうぞ。娘は二階で寝ております」
「……その前に、電話でお話しした前提条件のことですが」
「ええ、解っておりますとも… 病気が完治しましたら、指輪はあなた方にお譲り致します。…ささ、こちらへ」
外を見渡す大きな窓をバックに階段を登り、二階のドアを開けると…


そこには、ベッドの上で熊のぬいぐるみを抱いて眠る女の子。
「……ぐっすり寝てますね…」

「………異常な生命力を感知」
「この指輪の力か…これを持っていくことはボクたちには出来ないよ」


そのとき……女の子の部屋がどっと重くなりました。
「!!」
「強力な魔力を感じる……!」


「その娘の命は私のものだ……誰にも、邪魔は…させぬ」




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