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チラシの裏 3枚目

746サガフロンティア×アイマス クーンやよい編 第八話 3/3:2009/10/30(金) 02:07:45 ID:x7rBSlnw0
そこは下水道ではなく、洞窟でした。
「わ…!!凄くキレイ…」
「でもモンスターも棲んでるみたい。気をつけて」

「ぴーー、ぴーーー!!」
「ドラゴンパピー!」
世にも恐ろしいモンスター、ドラゴンの小型種。
「ヴヴヴヴヴーーーーーーン」
巨大な蜂、キラービーなど多くの敵がいましたが…

「『全体射撃』!」「『烈風剣』!」「『払車剣』!」
仲間達は数が増えても対応できるようになっており、
簡単に片付けることが出来ました。

「…それよりネズミはどこでしょうか…」
「足音は聞こえてる。奥に行けば多分…」

奥へ、また奥へ。モンスターを蹴散らしながら進むと…
「いた!!」

ネズミが盛り上がった土の上に。
「つーかまえた!!」
やよいが思い切りダイブを仕掛けたそのとき。
「がうーーーーー………」

「れぅ?」
足元から声がします。…よく見ると…地面がふさふさしています。いや…これは地面ではなく…
「やよいーーー!危ないの!!」
「巨獣よーーーーーー!!」

むくりと起き上がったのは、愛くるしい顔の巨大なモンスターでした。
「ちゅ、ちゅうううううううう!!」
ネズミは肩の上で、降りられなくどうしたらいいか戸惑っています。
「倒すのはかわいそうだ…と、とにかく鎮めないと!!」
戦闘を始めます。
「『ブレードネット』!」
タンザーが使ってきたものと同じ技をやよいも吸収していました。
巨獣の足元に巨大な糸を張り巡らし、それを硬質化させ…
「えい!!」
巨獣を包む。ぐさりぐさりと刺さる糸。
「ぎゃおおおおおおおおお!」

「『スープレックス』!!」
真は巨獣に駆け寄り…巨獣を持ち上げ飛びあがり、地面に叩きつけました。
「わぁ!!」
凄まじい力に驚いてばかりですが……巨獣が動き出しました。
「いきなり何するうううううううう!」
「喋れたんですか!?」

洞窟を削り、大きな岩として持ち上げ叩き落してきました。
「ぐああああああああああ!!!」
標的は真。ぺったんこになってしまいました。

「早く決着をつけなきゃまずいわね…」
「…あずさ、いい考えがあるの。ちょっと…」
「…………うん。それなら相手も比較的苦しまずに済むわ」


「起こさないでくれえええええ!!」
体長10mはあろうかという巨体からクローを繰り出そうと巨獣が美希に襲い掛かった…
その時。
「えい!!」
「!」

背後から巨獣にキック。
「ん!?」
振り返るとそこには誰もいない。
「『ハイド』」
「『曲射!!』」

あずさが洞窟の天井を撃ちぬくと…
「ん?」
天井が崩れ、岩が落下…巨獣の頭をゴツン。
「あ、…あああああ…」
そのまま気を失って眠ってしまいました。

「結構役に立つでしょ?ミキの『ハイドビハインド』」
「連携に組みやすいのねー…でももう少し使いやすい術も覚えてみたらどうかしら」

美希の得意とするのは、あずさと真逆の『陰術』
影や闇を自在に操る術で、『ハイドビハインド』は、自分の影を相手の背後に送り相手を背後から脅かす奇襲用の術でした。


「…あ…!!」
「どうしたんですか、あずささん」
ネズミから指輪を手に入れ、男にお金をあげようと戻っていた所であずさは声をあげました。
「美希ちゃん…あなた確か…… ディスペアに投獄されていたのよね」
「…ムカついちゃうよね。ハニーを殺したのがミキだって言うんだもん。」


どうやら彼女には更に色々あったようです。
「…どうやって出てきたの?『あの』『ディスペア』から…入ったが最後の、リージョン界一厳しい監獄と聞いたけど」
「前例はミキの前には一人しかいない、って言ってたかな」

「それじゃー、ディスペアの入り方と道順、教えてもらえないかしら…」
「ミキは道覚えてないの。多分…律子さんなら覚えてると思うな」




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