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チラシの裏 3枚目
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「あ!!」
ネズミは何とバニーガールの女の子ガバッと空いた胸の谷間に入り込んでしまいました。
「ななななな何なの!?」
「ちゅ…ちゅう…う… ちゅ!!」
息苦しいそんな場所からはおさらばし、息をきらしてまた走り出すネズミ。
バニーガールさんも怒って追いかけはじめました。
「あれ、お客さんの持ち物なんです!一緒に追いかけてくださーーい!」
「え、そうなの…じゃなかった。そうなんですか!?私も追いかけます!」
階段を登って上へ。
「巨大スロットの中…!?」
巨大スロットにネズミが入り込むと…
リール回転!!
7…7…… 7!
おめでとうスリーセブン!
「きゃあああああああああああああああ!!!」
何とネズミフィーバー。
大量に湧き出すネズミの中…
「光った!!」
指輪を持ったネズミを発見。バニーさんと共に追います。
更に上。
ルーレットフロアでは…
「ちゅー…」
巨大ルーレットの上でひとやすみ。そのままころころと回り…
「ただいまの結果は00となりましたー」
「やったあああああああああああああ!」
お客さんに幸運を運びながら上のフロアへ。
「バーフロア…これ以上だったら私やお客さんでは無理だと思う…の」
ネズミは素早く、追いかけて追いかけて…とうとう天井、シャンデリアへ。
ここは200階以上あるカジノ全てを通す吹き抜け…この吹き抜けを中心に輪のようにカジノが出来ているのです。
「お客様ー、それは危険です!」
金髪のバニーガールがやよいを止めようとしますが…
「あ…はい。…え、あ、…うん。解ったの」
バニーガールは通信が入り、やよいをうっかり見落としてしまいます。
「いっきますよーーーーーーーー!」
シャンデリアにぴょんと飛び乗るやよい。
その瞬間…
シャンデリアが落下。
「あ!!」
200階もの落下の間、ネズミと格闘することになりました。
「何か大変なことになっちゃいましたぁ!」
果たしてやよいとネズミは無事降りられるのか!?
ネズミとやよいは…降りられませんでした。
ガシャリと大きな音を立て、1F駐車場に落下するシャンデリア。
「ちゅちゅー!!」
特にネズミもやよいもケガ一つしなかった模様。
ネズミは穴の中へ落ちていきました。
「この下ですね!」
「だ、大丈夫だったの?やよいちゃん…」
「無茶するなー…」
皆が心配してついてきてくれました。
皆が揃ったところでマンホールの下へ…と思ったそのときでした。
「待って欲しいの!」
金髪のバニーガールが、いつの間にやら着替えてやってきました。
「この先にはミキの探してる人がいるの。どうせなら仲間は多いほうがいいし、 一緒に戦って欲しいの」
ミキと自分を呼ぶバニーガールの言葉がよく解りません。
「あのね、ミキはバニーガールに扮して、ハニーを殺した相手を探してたの」
「ハニー…恋人さんですかぁ?」
「そうなの。アイアールピーオーっていうけーさつの仕事やってたんだけど、悪い人に殺されちゃったの…
今は律子…さんって人にお世話になってるんだけど…ちょっと今回はお客さんにも協力して欲しいなって思って」
複雑な事情を持ちそうな女の子、美希が加わりました。
「美希さんってさ。もしかしてアイドルの美希!?」
「さん付けは堅いから美希でいいよ?」
「あらー、聞いたことがあるわ。先日確か…… 何だったかしら。」
「自分は聞いたことないさー」
「本当にアイドル志望なの響ちゃん…」
…有名人を使って潜入などやってよかったのだろうか。そんなことを思いつつ、マンホールに入ると……
「マンホールの中って凄く汚いと思うな…どうせならマスクとか欲しかったの」
「私たちはさっきまで凄く汚い場所にいましたから、平気かもしれませんねー…」
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