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チラシの裏 3枚目
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「わー…ここがバカラですか?」
「ええ。賑やかでしょう?」
カジノのリージョン…もとい、リージョンがカジノになったバカラにたどり着きました。
スロットマシンにルーレット、ポーカーにバニーガール。
やよいには全く理解できませんが、何やら楽しそうなことは伝わってきます。
「…やっぱりニュースになってる…」
新聞のニュースの事故欄に、スクイード沈没犠牲者の名前が。やよい、響、あずさ、P765、小鳥と。
「ボクの時もこうだったんだろうなー…」
「明日になればニュースも変わるわよ …メディアには関わりたくないけれど」
ひとまず指輪を譲ってくれる男の部屋へ。
バカラはカジノでありバーでありホテル。
ホテルとしての最上階、カジノフロアから一つ下った一室で…彼と出会いました。
「う、うああああああ…!!」
ロープを天井につるし、輪を作って…台の上に乗っている男。
「…な、何をしているんですか!!」
「死なせてくれええええ」
あずさが止めようと近づいた…時でした。
「あ」
台を蹴飛ばしてしまい…
「う、うげええええええええ」
輪が男にかかってしまいました。
「は、ははは早く何とかしなきゃ!!」
ピヨにロープを切ってもらってひとまず自殺を止め、男の話を聞きます。
「実は、全財産を賭けてスロットをやっていたんですけど、さっき全部スッてしまって…」
「…それでお金がないから指輪を売る気になったんですね」
「はい…」
「…いーい、やよいちゃん。これがカジノの闇よ」
「?」
などと話していますが…
「あれ。そしたらどうして自殺なんか…」
「それが…」
指輪の保管してあった金庫を見ると…
「………あれ?」
空っぽ。
「えーーー、ウソー!?」
まるでどこかの世界の冒険者のようにピヨさんが驚愕します。
「…………ああ、ドコに行ってしまったんだ…指輪…」
男が絶望に暮れていた…その時でした。
「ちゅー…」
「あれ?」
ネズミの鳴き声。…金庫に目をやると…
「…あ!!!!」
きらりと光る指輪を首輪にした小さなネズミが。
ネズミが走り出しました。
「ま、待ってぇぇえええ」
「こら待てーーー!!」
「待ってくださーい!」
「わ、私の指輪ああああああ」
ネズミは階段を登っていきました。
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