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チラシの裏 3枚目
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どうやら、あずさと真は知り合いだった模様です。
「ど、どうして…どうしてあなたがここに……」
汗をかき、思わず仰け反る真。
あずさはカンカンです。
「京に心術の修行に行くと行って出て行って、そのままシップは沈没!!
あなたの死亡のニュースを私は色んな場所で何度も見ました!!
新聞!テレビ!インターネット!携帯電話のニュース速報!
何度も何度も見ても信じられなかった!でも信じるしかなかった!!」
リージョン強盗団頭領の黒井、あずさの恋人の真。
世間的には死亡とされていた二人は、こんな所で対立して生活していたのでした。
「…と思ったらこんな所で… 髪型まで変えちゃって!一体どれだけ私が心配したと…!」
「お、落ち着いてあずささん、それよりその、まずは一緒に乗ってきた乗客さん達を一緒に…」
「…!!」
「あ」
あずさはそのまま、奥へと泣きながら走り去っていってしまいました。
「……あずささんを泣かしましたねー!」
「え?いや、だから…」
やよいはあずさを追います。
「……あ、あずささん…?」
「…あ、やよいちゃん…? …ごめんなさいね、みっともない所見せてしまって。」
「あ…気にしないでくださいー。こんなことなんて滅多に無いと思いますし…
それでそのー…」
「…そうね。ひとまず何にせよどこかへ行かないと。
…あのおさげちゃんの所に行きましょう」
内心、先ほどのあずささんに恐れを抱きながら、
やよいは再びあずさと共に戻るのでした。
「…えっと、こっちだよ。モンスターもいるけど、気をつけて」
真の案内で入り組んだタンザー深部へと降りていくやよい達。
モンスターを倒し、やよいは能力を吸収、
あずさは銃の腕を磨き、響は剣術を学びながら。
「わぁー、どっくんどっくん動いてれぅー…」
「一戸建て1件分くらいは丸々入りそうな心臓ね…」
「タンザーには再生可能な心臓がいくつもあるんだ。だから丈夫なはずなんだけど、
一つでも失われると大変なことになるらしいんだ」
タンザーの説明を受けながら、梯子を降り続けると…
「ついたよ」
タンザー内に2つある人々の集落。一つは黒井のものですが…
ここがもう一つ。真がリーダーを勤める集落です。
緑色の筋をそろりそろりと歩く女の子に質問されます。
「ねーねー!この太いの何だと思うー?」
「これ、タンザーの血管なんだぜ!」
「凄いなー、ビクビク行ってるぞ!」
同調する響はさておき、奥にある真の部屋へ。
「………というわけで、こうしてボクはここで皆の生活を守っているってわけ。
…いい加減機嫌直してくれないかなーあずささん……」
「…ふーんだ」
「あの、真さん…それより、黒井って人の…」
その瞬間…あずさが我に返りました。
「! …そうだったわ、指輪。」
「指輪…?」
「…やよいちゃん、この男の人に見せてあげて、その指輪を」
「男の人!?」
「いいんですか?」
「…ええ。」
指にはめられた護りと商人二つの指輪を見せると…
「…うーん。なるほど…
確かに、黒井がしていたものはこれと似ていると思う。」
「…どうする?黒井に交渉してみる?」
「はい。どうせなら!」
「黒井も死んだものと思って半ば諦めかけていたの。
どうせなら指輪を貰っておきたいわー」
「…”も”?」
「………。」
「…あー、うん。ひとまずボクが案内するから。危なくなったら言ってよ?駆けつけるから。」
「いえー、大丈夫ですよ?ピヨさんもやよいちゃんもP765さんも響ちゃんもいるし、私も強くなったつもりだから」
微妙に険悪な空気漂う中、
やよい達は再びモンスターの行き交う中へ。
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