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チラシの裏 3枚目

736サガフロンティア×アイマス クーンやよい編 第五話 3/3:2009/10/29(木) 22:14:30 ID:Nf3jxo260
どうやら、あずさと真は知り合いだった模様です。
「ど、どうして…どうしてあなたがここに……」

汗をかき、思わず仰け反る真。
あずさはカンカンです。

「京に心術の修行に行くと行って出て行って、そのままシップは沈没!!
 あなたの死亡のニュースを私は色んな場所で何度も見ました!!
 新聞!テレビ!インターネット!携帯電話のニュース速報!
 何度も何度も見ても信じられなかった!でも信じるしかなかった!!」

リージョン強盗団頭領の黒井、あずさの恋人の真。
世間的には死亡とされていた二人は、こんな所で対立して生活していたのでした。


「…と思ったらこんな所で… 髪型まで変えちゃって!一体どれだけ私が心配したと…!」
「お、落ち着いてあずささん、それよりその、まずは一緒に乗ってきた乗客さん達を一緒に…」

「…!!」
「あ」

あずさはそのまま、奥へと泣きながら走り去っていってしまいました。
「……あずささんを泣かしましたねー!」
「え?いや、だから…」

やよいはあずさを追います。



「……あ、あずささん…?」
「…あ、やよいちゃん…? …ごめんなさいね、みっともない所見せてしまって。」

「あ…気にしないでくださいー。こんなことなんて滅多に無いと思いますし…
 それでそのー…」


「…そうね。ひとまず何にせよどこかへ行かないと。
 …あのおさげちゃんの所に行きましょう」

内心、先ほどのあずささんに恐れを抱きながら、
やよいは再びあずさと共に戻るのでした。
「…えっと、こっちだよ。モンスターもいるけど、気をつけて」

真の案内で入り組んだタンザー深部へと降りていくやよい達。
モンスターを倒し、やよいは能力を吸収、
あずさは銃の腕を磨き、響は剣術を学びながら。

「わぁー、どっくんどっくん動いてれぅー…」
「一戸建て1件分くらいは丸々入りそうな心臓ね…」
「タンザーには再生可能な心臓がいくつもあるんだ。だから丈夫なはずなんだけど、
 一つでも失われると大変なことになるらしいんだ」
タンザーの説明を受けながら、梯子を降り続けると…
「ついたよ」


タンザー内に2つある人々の集落。一つは黒井のものですが…
ここがもう一つ。真がリーダーを勤める集落です。


緑色の筋をそろりそろりと歩く女の子に質問されます。
「ねーねー!この太いの何だと思うー?」
「これ、タンザーの血管なんだぜ!」

「凄いなー、ビクビク行ってるぞ!」
同調する響はさておき、奥にある真の部屋へ。


「………というわけで、こうしてボクはここで皆の生活を守っているってわけ。
 …いい加減機嫌直してくれないかなーあずささん……」
「…ふーんだ」

「あの、真さん…それより、黒井って人の…」
その瞬間…あずさが我に返りました。
「! …そうだったわ、指輪。」
「指輪…?」


「…やよいちゃん、この男の人に見せてあげて、その指輪を」
「男の人!?」
「いいんですか?」
「…ええ。」

指にはめられた護りと商人二つの指輪を見せると…
「…うーん。なるほど…
 確かに、黒井がしていたものはこれと似ていると思う。」


「…どうする?黒井に交渉してみる?」
「はい。どうせなら!」
「黒井も死んだものと思って半ば諦めかけていたの。
 どうせなら指輪を貰っておきたいわー」
「…”も”?」
「………。」

「…あー、うん。ひとまずボクが案内するから。危なくなったら言ってよ?駆けつけるから。」

「いえー、大丈夫ですよ?ピヨさんもやよいちゃんもP765さんも響ちゃんもいるし、私も強くなったつもりだから」
微妙に険悪な空気漂う中、
やよい達は再びモンスターの行き交う中へ。




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