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チラシの裏 3枚目
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ドクリ、ドクリと蠢くタンザーの中に彼らは降り立ちます。
「…………壁も、天井も、床も…みんな肉…いぬ美もびっくりのサイズだ…」
「食べたらおいしいでしょうか!?」
「タンザーの中でタンザーに変身されちゃ困っちゃうわー…」
「そしたらやよいちゃんの中に入っちゃおうかな♪」
などと言っていると…左の壁に開いた穴から声が。
「ヒヒヒヒヒヒ、久々のお客さんか」
現れたのはフードを被った男。
「よっと」
それに骸骨スパルトイ。
「オラオラ、荷物をそこに置けぇ!!」
いきなり乗客の足元めがけマシンガンを乱射。
「やめてください!!」
「うぉ!?」
やよいは突進。戦闘開始です。
「ダブルアクス!」
「ぐえ」
スパルトイを早々に撃退。
「もう、もっとタイミングを見計らわないと…」
そう言いつつ
「稲妻突き!」
剣を真っ直ぐに構えて突進。
「ぎぇえああああああああ!!」
フードの男…と思われた、実体無き敵『ゴースト』を彼方へ弾き飛ばしました。
「こ、こいつ…」
バラバラになったスパルトイは自らを組み直し、
ゴーストも体に穴を開けたまま瞬間移動で戻りますが…
「止したまえ」
渋い声が、ゴーストたちの出てきた穴から聞こえてきました。
「…ふん!」
飛び降りるとゴーストとスパルトイを一蹴。
「…あなたは」
あずさがその男を見て目を丸くしました。
「私の部下がすまなかったね 些か部下を自由にさせすぎたようだ… 非礼を詫びよう スクイード乗客諸君」
「あ、いえ…こちらこそちょっとやりすぎちゃったかなーって…」
「活きのいい者たちは私としては歓迎したい。 どうだね君。私の元へ来てみては…」
そう言った瞬間。
「やめろ!!」
ぐるぐると回転し奥の穴から何かが現れると…すたっと着地、立ち上がります。
「そいつはリージョン強盗団、指輪の黒井だ!信用しちゃダメだよ!」
黒いショートヘアから細いおさげの目立つ…道着を着た少年でした。
「強盗!?」
「あの黒井!?」
「死んだと思っていたら!」
「怖い男だ…」
「いい男だ…」
様々な反応が飛び交う中…
「指輪!?」
やよいは驚いて黒井の指を見…
「!」
黒井もまたやよいを見ました。
そして、更にあずさの表情が変化します。
「!!!」
黒井は奥歯を噛み締めながら現れた少年に言います。
「…真ちゃん、君か。君はいつも私の邪魔をする …ああ、その通りだ。私は世間では色々悪行も働いてきた…
だが、こんな場所だ。いがみ合っている暇などはないと思うのだがね 彼はどうしても私と対立したいらしい…残念だ」
「この男についていくもよし、私についていくもよし。それは君らの自由だ。アディオス!」
「ボクは男じゃないっ!!」
…どうやら女性だったようです。ともあれ、黒井は姿を消しました。
「…全く、黒井のヤツめ…あんなことを言って…!」
「あのー」
やよいが真に近づこうとしたその時です。
「真ちゃん!!」
後ろから怒号。…誰のものか?やよいには解りませんでした。
…彼女が声を荒げることなどなかったのですから。
…あずさでした。
「うわぁ!?あ…あず……あずささん!?」
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