したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

チラシの裏 3枚目

734サガフロンティア×アイマス クーンやよい編 第五話 1/3:2009/10/29(木) 22:11:56 ID:Nf3jxo260
「あずささん、これから行くバカラって場所はどういう場所なんですか?」
「凄く賑やかな場所よ?あれほどの娯楽施設もないわ。何せリージョン全体がカジノですもの」


「…ごらくしせつ?かじの?」
「とにかく、遊ぶためのものがたーくさんある場所なの。
 おいしいものも沢山あるしね」
「わー、凄いです!いつかみんなを連れて行きたいなぁー…」

「…でもその分闇の側面っていうのも多いですよね……」
「…そうねぇ… …大体バカラまでの半分の道筋にはなったかしら。
 やよいちゃん、食べたいものとかは…」

その時でした。


「な、何!?」
リージョンシップに大きな揺れ。

「じょ、乗客の皆様!ただいま混沌の乱れの中を航行しております
 航行に問題はありませんが、安全のため席にお着きになりシートベルトの着用……を!!!」

また大きな揺れ。
「おいおい、本当に大丈夫なのか!?」
「落ちたりしないでしょうね…」
「うぇえええええええええええええん!!」
「大勝負の前から運に見放されてたまるかよ…」
「何だか揺れているだけじゃなく加速しているぞ!!」
「どこが安全なのよ!」

乗客は慌て出す。
一方…一行の中には覚悟を決めた者が一人。
「あなただけでも助かって欲しかったけれど…
 そんなこと無理なのかしらね、やよいちゃん………

 ………こうやってあの人も死んでいったのね…」


「真ちゃん…」

一方、ブリッジでは…
「むう……引き寄せられている………何だ、これは…」

「極端に強い重力を持つリージョンか…いや、そうとは思えない…
 ………………これは」



前方が揺らめき………巨大な物体が、現れる。
横幅だけでリージョンシップの50倍はあろうかという……巨大な…巨大な…

「生き物…だと」
「『タンザー』…!? まさか、そんな」
「まずい、飲まれるぞ!!」

スクイードシップ全体が……悲鳴の檻に変わった。

「……………う、うう…」

リージョンシップは何とか着陸に成功。
「小刻みに…上下してる?」
真っ先に気づいたのはピヨさんでした。
「何か変なにおいがします…」
続いてやよい。

「……シップを取り巻くこのリージョン全体に、異様な高温を感じます」
「…体温…鼓動…まさか」
「自分、父ちゃんから噂で聞いたことがある…生きたリージョン…
 混沌の中をさ迷う超巨大生物…」

「………『タンザー』!」




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板