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チラシの裏 3枚目

730サガフロンティア×アイマス クーンやよい編 第三話 3/3:2009/10/28(水) 15:12:42 ID:51SXWvP20
「こんな時のためにこれを取っておいたさー!!」

開幕と同時に響は袋を投げます。
袋からバラバラとこぼれ落ちるは宝石のような大粒の結晶。

「精霊石ね!」
それらはヴァルカン改達に降り注ぐと同時に砕け…
青白い爆発を生じます。

精霊石は強い魔力を込められた石で、投げ込むと魔法エネルギーを発する…
つまり、魔法爆弾といったところです。

「ひるむな!」
鋼の傭兵団は素早い動きで体当たりを仕掛けます。
「ボディ破損!」
P765の硬いボディも巨体の突進には弾き飛ばされてしまいますが…
バズーカを発射。ヴァルカンも巻き添えに焼いてしまいます。
「あちい!!」

「キラメキラリ!」
そう言ってやよいが指にはめた指輪を掲げると…
きらりと白く指輪が輝き、指輪の宝石の内部に封じられた模様が浮かび上がりました。
それは鎧。見えない光の鎧が、やよい達を囲いはじめました。
そして続けて残る二人の攻撃。
「集中連射ですよー」
あずさは手持ちのアグニCP1で射撃。
「なぎ払い!」
ピヨさんは走り寄り横に払う剣撃。

「…な、こいつら!!」
気がつくと3体の鋼の傭兵は全員倒されていました。


「まとめて蜂の巣にしてやるぜ!!」
ヴァルカン改は名前の通りのバルカンを左腕から乱射。
「く!!」
「はわっ!」
この攻撃は痛い…ですが。
「一気にけしかけますよ!」

誰一人倒れることなく、一斉攻撃をヴァルカンに向かって仕掛けます。
「切り返し!」
響の二連続斬り。
「発射!」
P765のペンドラゴン。それでも倒れません。

その時でした。
残りの3人のメンバーの息がぴったりと合いました。
「逆風の」
「太陽」
「アクス!」

最初にピヨさんが高速で一陣の風となりヴァルカンへと走り…
進行方向と反対の、前から後ろへと剣を引き、激しい気流の流れにより破壊力を増した一撃を繰り出します。
達人レベルの剣使いが繰り出す技、『逆風の太刀』。

続いてあずさが精神を統一させ、手を空にかざします。
するとヴァルカンの頭上に強烈な光線が集中、ヴァルカンを焼きます。
あずさはそう、術士でした。用いるのは攻撃と回復両方を兼ねる『陽術』の基本術『太陽光線』。

それと同じく、斧の姿になったやよいがヴァルカンに向かい二度斬撃を繰り出します。
マッドアクスになって手に入れた技、『ダブルアクス』。

その3つが繋げて繰り出され、ヴァルカンに攻撃の隙を与えず、
重ねることにより個別に出すより更に破壊力は上乗せされる。


狙って行うことも難しいとされる、戦いの中での高等戦術『連携』でした。

「や、やられたぁぁぁぁ」
三流悪役らしい台詞を吐き…ヴァルカンのボディは大破。
コアからP765がなにやら新たな力を手に入れるその後ろで…
「……あ、あああ…」
腰を抜かした悪徳の姿がありました。

「…あ、あたしが悪かった!指輪でも何でももらっていってくれええええ!!」
「悪徳さんってお優しいのねー♪
 ついでにそうね…リージョンシップの値段も引き下げてもらえないかしらー」

「わ、解った!!100クレジット!100クレジットで船を出しま」


その瞬間、あずさが手元の銃で悪徳の足元に一斉射撃。
「ひいいいい!!」
相手全体の動きを止める『地上掃射』でした。
ピヨが剣を抜きます。
「ちょっと0の数が多い気がしますよ」

「…わ、解った…10クレジット…何なら今回だけならただでいい!
 これだから女は怖いんだああああああ!!」



「よかったわね、やよいちゃん♪」
「あずささん、皆さん、ありがとうございますー!」
こうしてやよいは第二の指輪、『商人の指輪』を手に入れたのでした。




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