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チラシの裏 3枚目
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「えっと、ピヨさん?でしたっけ。悪徳さんには何か用事があるんですか?」
「あー、そうそう。ここから別のリージョンに行きたいんだけど
法外な値段を吹っかけてきて困ってるのよ…100万クレジットって…」
やよいにあずさに響、それに謎の酔っ払いのピヨさん、その付き添いのメカP765とを加え、
5人は悪徳の事務所に乗り込みます。
モンスターやら、銃を手に持ったガラの悪い男やらがひしめく中で
どっかりと椅子に座っている男性。彼こそが…このリージョン、スクラップを拠点に
戦争跡地のリージョン、ボロなどを仕切っているという極悪商人、悪徳。
先ほどとは打って変わって、強気の語調であずさは悪徳に詰め寄る。
「悪徳さん、考えは改めてくれましたか。」
悪徳はゲラゲラと下品に笑う。
「考えを改めるのはそちらの方ですぜ?
あたしゃあただアンタと素敵な夜がすごしたいだけさぁ」
「げひゃひゃひゃひゃひゃ」
「ぐへへへへへへへ」
「…はぁ。やっぱりこうみたいね」
「こりゃ危ない奴らだー…何されるか解ったもんじゃないぞ!」
「…けどまぁ仕方ないわね やよいちゃん、指輪はあなたにとって必要なものなのでしょう?」
「え?…あ、はい!!」
事情をよく知らないやよいは力一杯に頷きます。
…すると、あずさはにっこりと笑ってやよいの頭を撫でた後…
悪徳に言いました。
「………悪徳さん。いいわ、あなたのところに行きます。だから指輪と、リージョンシップの値下げをお願いします」
「へへへへへ…まぁ悪いようにはしねぇさ…」
そして、あずささんは悪徳と一緒に事務所の奥へと消えてゆきました。
「ちょ、ヘンタイ待つさーー!!」
響の声は届かず。
…女性の危機。
「あ、あずささん何かされるんですか?」
「…やよいには解らないか。
…ともあれ、何か策を講じないとやばいぞ!」
「…案外大丈夫そうにも思えますけどねー」
ピヨさんはあまり心配はしていない様子。
「…まぁけど、綺麗な女性の危機はひとまず救うのが筋ってものよね
さ、みんなであずささんを救出する方法を考えましょうか
私はここで装備を整えているから、響ちゃんとP765ちゃんは情報収集」
「やってやるさ!」
「了解しました」
「やよいちゃんは危ないからここで私と一緒」
「はいっ!」
「で、これからどうするんですか?」
「…あずささんを助けるのよ。あなた、戦いには自信ある?」
「はいっ!多分、マーグメルではいっちばん強いですよ!」
「ラモックス 戦闘能力はモンスターとしては最低ランクの、温厚なモンスター。
危険度は低いため愛玩用としても評判が高い」
「評価が高いんですかー?えへへ♪」
「………」
そして暫くして、響とP765が戻ってきました。
「悪徳は裏の工場に行ったらしいぞ、十字路を北に行った所だ!北ってどっちだ!」
「………」
平和な世界で生きてきたモンスターの女の子に酔っ払いのお姉さん、職探しに出てきた女の子に、あまり強そうには見えないロボット。
妙な構成のこの4人の戦いが今始まります。
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