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チラシの裏 3枚目
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その翌日…
話は急に切り出された。
「隊長、『A級優先任務:最終任務確認』の遂行を希望します」
「…さいしゅう…にんむ…?」
何のことやら、さっぱりだった。
それは目覚めた際の任務確認:不能の言葉の意味。
「はい。私には最優先すべきS級優先任務が存在しながら、
その任務のメモリーが現在破損しているため、
情報の再取得が求められます。別リージョンへの出発許可を願います」
要するに、重要任務を忘れたので思い出すための旅に出るというのだ。
「で、でも!姉(c)ずっとずっと昔のコアなんでしょ!?
今更姉(c)が果たさなきゃならないような任務なんてきっとないよー!」
「任務確認を優先します」
「ここじゃあ情報も部員も限られるしねー…」
ウサちゃんはP765に同意するようだ。
「…亜美。P765は真美達やボロの人たちのために
戦ってくれたんだよ。行かせてあげなよ。
多分ピヨちゃんもついていってくれるし」
そっぽを向く亜美の背中に…P765は言葉を重ねる。
「…隊長の許可がなければ出発できません」
亜美の肩は震えていた。
「…そんなに行きたきゃどこへでも行けばいいじゃん!!」
そして走り去っていった。
「ありがとうございます、タイム隊長」
「…亜美…。」
それから数時間後のこと。
リージョン間を航行する発着場に、彼女らの姿があった。
ピヨに、亜美に、真美に、ウサちゃん。
「P765は?」
「荷物扱いでくず鉄と一緒に運ばれるそうよ
それだとお金かからないからね…」
「ヒドいよピヨちゃん!」
「…言い出したのはP765ちゃんなんだけど…」
「亜美達のことを考えてくれてるんだよ」
「でも…」
そして別れの時。
「それじゃ元気でねー!」
P765はベルトコンベアで、ピヨはタラップからリージョンシップへ。
「すぐに帰って来てねーーーーーー!
ぜえええええええええええええええええったい!!
帰って来てねーーーーーーーーーーーーー!!!」
真美様直属・亜美探検隊への帰還。
その任務の内容を、P765はずっと記憶していた。
…ずっと。
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