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チラシの裏 3枚目
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「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…」
ダエモンは腹の底から声を捻り出すと…
「ぬん!!」
体が急激に膨張。謎の筋肉だるまへと変身を遂げた。
「この姿は醜くて使いたくなかったんだがなぁ…」
「見せるって言ったのそっちのような…」
ともあれ、戦いは始まる。
「やっちまえぇ!」
まずは飛びかかってきたゼノをP765はバズーカで天井まで打ち上げ…
大爆発。
「せんせええええええ!!!」
「げ…」
ダエモンの動きが一瞬止まる。
「隙だらけですよ」
ダエモンに近づき、鉄パイプで振りかぶり一発…返しの二発。
二段構成の基本技、『切り返し』
「うごっ…」
「先生になんてことしやがる!!」
スパルトイが剣で切りかかるも…
「よっ!!」
スパルトイの胸骨を鉄パイプで真っ直ぐに一突き。
『諸手突き』だ。
「ぎょええええええええええ!!!」
洞窟に積まれた木箱の山へ吹っ飛んでいく。
基本技ながら凄まじい力…どうやらピヨの本領は剣術にあるらしい。
「……て、てめぇ何者だ…」
「…」
ピヨは何も言わずじりじりとダエモンに詰め寄る。
「…っわ、ワカツの剣豪舐めんなあああああ!!」
手に持った剣で突きを繰り出すダエモン。
だがピヨは飛び…
「あが!!!!」
頭を鉄パイプで一撃、
「………!!」
落下し、低くした体勢からもう一撃を捻り出す。
「『天地二段』……」
上級剣術使いが用いるという技だ。
「…まだまだぁあ!!!」
そういうとダエモンは口から毒ガスを噴出してきた。
「う…!!」
「大丈夫ですかピヨ様」
「く、くたばっちまええええええええい!」
ダエモンはよろよろになりながらピヨに切りかかり…剣は見事に振り下ろされる。
「…おああ!?」
…地面に。
「相手くらいしっかり見ててくださいよ剣豪さん」
ピヨは…ダエモンの遥か後ろにいた。
「鉄パイプじゃまともに闘えたものじゃないわね」
そう言い、ピヨは闘気を剣に集中させる。
「な、なんだァ!?」
洞窟内の気温が一気に下がる…
「!!」
恐怖する時間すら与えない。
ピヨは一瞬にして、静から動へ。ダエモンの懐に飛び込み必殺の一撃を見舞う。
冷気を帯びたパイプはダエモンに当たるなりダエモンの熱を奪い氷付けにする。
「ワカツ流剣術奥義之壱 『風雪即意付け』」
呟きとともに戦いは終わりを迎えた。
「わ、ワカツ流…!?」
厳しい目をしたままのピヨの背に亜美の驚嘆の声が。
その瞬間ピヨは我に返る。
「…ああいや。冗談で言ってみただけよ♪
大体ほら、ワカツなんて今はあるわけないじゃない。ちょっと前に滅んじゃったんだし!
…まぁその、あっちもただの酔っ払いのお姉さんにやられるくらいだし
大したことなかったんじゃないかなー…って……あはは…」
はぁ、とため息をつくピヨだった。
「亜美隊長、お怪我は」
「頭ゲンコツされた以外は特になかったよー、ありがと!!」
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