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チラシの裏 3枚目
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シーフォースが液状になり姿を消したところから戦いは始まった。
床のどこから湧いてくるか。それを見極めなければならない…
だがまず壁や天井から発生することはまずない。壁に避難する。
「そんな手が通用すると思ったのか!」
床から現れたシーフォースは口から酸の塊を吐き出した。
「アシッドレイン!」
壁へと一直線に進む酸は壁へ衝突し、飛沫を散らして動きを反転、反対の壁へと向かっていく。
そして反対の壁へぶつかっても消えることなく、また反対の壁へ…
そう。壁に逃げていてはこの攻撃の対処は出来ない。
仕方なくエックスは飛び降り、シーフォースにチャージショットを当てる。
「チッ…頭上に注意するんだな!」
「!!」
見ると酸の大きな飛沫がエックスの真上に降ってくるではないか。
「まだまだ行くぞ!」
アシッドレインは次々に撃ち出される。
動きが制限される中、シーフォース自体もエックスを踏み潰しにかかるなどして攻撃してくる。
「なるほど、確かにヴァジュリーラに似ているな…」
とは言うもののエックスの方が現時点では優勢。アシッドレインは全て避け切ることが出来、
攻撃もまずまずシーフォースには通用しているからだ。
だがいよいよもってシーフォースも本気を出し始めた。
まず一つはこちらの攻撃にあわせ液状化を行うことで、こちらの攻撃を防御する手に出たこと。
もう一つは…
「溶けてしまえ!」
酸の塊、アシッドレインを下方向に勢いよく二つも吐き出す攻撃を増やしたこと。
床を勢いよく転げ回る酸。当たれば体はシーフォースのように溶けてしまうことだろう。
それに加えこれまでのような浮遊するアシッドレインも撃ち分けてくる。
彼に死角は極めて少ないといえる。
「エックス、フロストシールドを使って!」
「……え?」
「液体なら、温度が低くなることで固体に近づくわ!」
「一瞬で敵を凍らせる力を持つフロストシールドなら可能ってことか!」
勝利を得る方法は解った。それならばもう敵の攻撃をそう避ける必要などはない。
こちらがやられる前に倒せばいいのだから。
床へ落下、シーフォースへ突撃。大量の酸を浴びつつフロストシールドを放つ。
「お…!? おのれ…!」
飛び上がるシーフォース。着地してそのまま地面への逃走を決め込むつもりだ。
「逃がすか!!」
再度フロストシールド。氷の矢はシーフォースの細い胸部へと刺さり、シーフォースを氷付けにする。
「う…ああああああ!!」
そして液状化ならず、心臓に当たる動力炉はダイレクトに貫かれ、低温になった体が今度は崩壊を始め…
今度は超高熱に包まれ…
「博士…俺の…俺の能力をおおおおおおおおおお!」
彼の体はみるみるうちに蒸発。後に残ったのは金属成分のみだった。
「俺の能力を… 何だろう?」
「……考えてみても仕方ないわ…さ。ゼロが待つウエストブロックに行きましょう」
「ああ、解っているよシーフォース。
リキッドメタルの研究は私もまだまだ進歩の余地があると見ている。お前はいい試作品だった…
お前の能力を活かし、更なるレプリロイドを私は作り上げよう」
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