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チラシの裏 3枚目
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「やぁやぁ久しぶりだねぇ」
「待っていたよウサギくん」
そこにいたのは、まんまるい緑と赤のまだら模様をした二つの… 生き物でしょうか?
両方とも大きな目と口を持っていて、なんだかにこやかな感じです。そしてその周りにはいくつもの
顔の描かれたボールが…。
「これも女王の作った魔物でしょうか…」
ウサギの顔が緊張でゆがんだように見えました。
「魔物だなんて失礼な」
「このアラティーズに向かってそんなことを言うなんて」
目の前にはそっくりの顔が二つ。大きな口を横にめいっぱい広げて、けたけたと笑っています…。
「不気味…」
思わず千早さんがそう呟いた、次の瞬間。
「不気味ですって?」
「私たちの気にしていることを…」
「「…ゆ、ゆるせなーい!!」」
言ったかと思うと、アラティーズたちはぐるぐると床の端っこを回り始めました。
ちょうど床の真ん中にいたやよいたちは取り囲まれる形になってしまいます。
ギュウン… ギュウン…
それを見ていたやよいの目が段々不安定に、そしてふらふらと歩き始めてしまいます。
「目が回ります〜」
そして回転するアラティーズの横を抜けて、ついに床の切れ目まで…!
千早さんが我に帰ると、目の前には今にも床から落ちそうなやよいが。
「高槻さん!」
千早さんは叫びながら走っていき、そしてやよいの手をつかもうとします、が…
目の前でやよいの姿は、ふわっ、と消えてしまいました。
「!!!」
思わずそのまま体を宙に躍らせた千早さん、このまま二人とも…?
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