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チラシの裏 3枚目

680メルヘンメイズ やよいの大冒険 第3節:2009/10/11(日) 02:00:39 ID:H6itFIAA0
 第2話 きかいの国  〜スーパーヒーロー真ちゃん?〜

「…っていう夢を見たんだよ、伊織ちゃん」
「変なの」
やよいと話をしているのは、長い髪を後ろに回した可愛らしい女の子、伊織ちゃん。
かわいくてやさしくてうたがうまくて、やよいも彼女のことが大好きでした。でも…
「まぁ、やよいにはお似合いかしらね、まだまだお子様って感じだし」
「うっうー…」
…ちょっと意地悪なところがあるのが、玉に傷でしょうか。

さてやよいは今日も鏡の国へ。
やよいとウサギが鏡を抜けると、そこは一面灰色の床で埋め尽くされた世界。
ところどころにロボットが歩き回っていました。
「ここは?」
「機械の国ですね… ここも女王の手によって作り変えられてるようです」
見ると、ただの床だと思っていた、ところどころにはベルトコンベアが流れています。上に乗ると
あっという間に流されて下に落ちてしまうことでしょう。
「とりあえず気をつけて進みましょう、ロボット達はそんなに反応も良くないはずですし」

しばらく進むと、いくつかの浮島が見えてきました。先のほうにはたくさんのロボット達が。
「ここからシャボン玉でロボットを追い払いましょう、床の切れ目を越えて攻撃はしてきませんから」
やよいが次々とロボット達を吹き飛ばしていきます。しかし向こうからは次から次へと…
キリがありません。
「うっうー、これじゃぁ先に進めません〜」
疲れてしまったやよいはその場にしゃがみこんでしまいました、すると…
「…その声は、やよい?」
聞き覚えのある声がしました。
「真さん?」
前を見ると、浮島の向こうにロボットとは違う姿が見えました。ちょうどロボット達の中に髪の短い
男の子が混ざっていて、戦っている様子でした。
「やよい、助けてあげましょう」
「うん!」
さっきのようにシャボン玉を大きくして、そしてジャンプと同時に発射!
シャボン玉はまっすぐに飛んでいき…
スパパパパーーン!
次から次へとロボット達を吹き飛ばしていきました。やよいはそれと同時に向こう側へ。
何体かロボットは残りましたが、それは真さんが、
「ぱーんち!」
かっこよくパンチで攻撃して壊してしまいました。

あらためて3人は集まって挨拶をします。
「でも私はやよいしか呼んでないはずなのに、どうして男の子が?」
「ボクは女の子だよっ!」
真さんはそういってウサギに不満をぶつけました。髪が短くてパンチでロボットを壊してしまう…
確かに男の子に見えても不思議は無いのでしょうが、ちょっと失礼ですよね。
「…コホン。それで、真、頼りになりそうですし、一緒に戦ってもらえたら、と…」

「つまり、この向こうに悪い奴がいて、それをやっつけないと帰れない、ってこと?」
「はい…」
やよいは真さんに事情を説明しました。
「うん、分かった。一緒に頑張ろう!」
「ありがとうございます」
こうして心強い仲間が来てくれました、やよいたちは無事に機械の国を抜け出せるでしょうか?




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