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チラシの裏 3枚目
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無限に広がる電脳の世界の端には
気がつけば、二人の戦いの様子を見届けるたくさんのギャラリーが集まっていた。
「望む所さ。早くしようよ 時間ももうないようだしね」
「どういうことだ」
先手を打ったのはコピーエックスのチャージショットだった。
「誰かのことを忘れているんじゃないかな、君は」
セイバーで払いのけると今度はノヴァストライクが飛んでくる。
「…何」
飛び越えて背後からバスターショットを乱射。
エックスはノヴァストライクの激しいエネルギーを一瞬にして消し去り、背後のゼロの弾へ自分のショットをぶつける。
相殺…いや、突き抜けて弾はゼロめがけて飛んでいく。
「オメガをその剣で断ち切ったあの時…」
ゼロは弾を飛び越えてセイバーを振り下ろす。
エックスはそれを避ける…だけでなく、宙を蹴り勢いを増しゼロの背後へと飛び…
至近距離からチャージショット。
「君の名を呼んだのは3人いたはずだ」
明らかにコピーエックスの能力が前回、前々回とは大違いだった。
「ドクターシエル」
光の散弾銃レイスプラッシャーを放つエックス。
「オリジナルエックス」
ストームトルネードがゼロを貫くべく真っ直ぐに放たれる。
「そして…まだいるはずだよ、君を呼んでいた、
いや…最早君の名を呼ぶことしか出来なくなった、一人の女性がね」
ソニックスライサーが上空からゼロに襲い掛かる。
ゼロはその全てを、飛び越える、潜り抜ける、間に潜ると続けざまに回避。
「……まさか!」
「…話はここまでだ」
ノヴァストライクでゼロの元へ飛び込んだエックスは、ゼロの手前で地上へ激突。
「…!」
そのまま地を蹴りゼロを上空へ突き上げる。
「君はもうじきこの世界から去ることになるだろう だから」
そして真紅のエネルギーを溜めて飛びあがる。
「せめて僕の手で送りだしてやろうとね!!」
スパイラルクラッシュショットと、
チャージセイバーのぶつかり合い。
…その瞬間、両者が加速した。
「存分に戦うがいいさ!この世界には物理法則は通用しない!!」
赤の光と青の光。天も地もなく、激しく衝突を繰り返しながら、
追いつつ、追われつつ、離れて、寄って…
勢いを増しながら縦横無尽に飛びまわり続けた光はやがて、
宙の一点で衝突の時を迎える。
「今度は外さない」
「やってみろ」
ゼロが刃先を。
エックスが銃口を。
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