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チラシの裏 3枚目
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戦いの炎の中で散り、流れ星として燃え尽きた一人の戦士。
…彼が流れ着いた場所は情報が駆け巡る、現実世界と常に平行して存在しているもうひとつの世界、サイバー空間。
死したレプリロイドやメカニロイドは皆、そこへ行き着くあの世。
「………む…」
岸辺のような場所で身を起こす。辺りを見回しても、誰も居ない…
…いや、何かが近づいてくる音がする。
程なくして声も聞こえた。
「随分と早く流れ着いたね」
それは友と異なる色をした同じ声。
2度にわたり戦いを繰り広げた…偽りの蒼き英雄だった。
「…お前が迎えか、何をしに来た」
「不満かな …まぁ、不満だろうね
それと…僕は何も君を迎えに来たわけじゃない 追い返しに来たつもりだよ」
「…まずお前達のいるこの世界が今どうなっているか教えてもらおう」
「土産話程度にもならないだろうが…話しておこうか。
妖精戦争から大分時が経って、また近年死亡者が大幅に増加し…この世界の治安は正直、乱れ続けている
誰かがこの世界を統治する必要があると思わないか」
目が笑うのを見過ごしはしなかった。
「何度言われても解らないか」
コピーエックスの眼前にセイバーを突きつける。
だが相手は刃先を指で払いのけた。
「君に敗れて僕が諦めるとでも思ったかな
偽者だと解って、君はオメガに抗うことを諦めたかな …違うだろう」
ゼロはセイバーを握り締めたまま。
「この世界には、膨大な知識が詰まっている。
歴史が凝縮された…この世界に出来れば持ち帰りたいくらいの、世界の記憶さ
…僕はその世界の中にいて、様々なことを学んだ。自分がしたことの愚かさもね」
「…これまでの自分は否定された。だが、これからの自分は否定させないよ
僕は今度こそ、自分の力で登りつめこの世界に僕という存在を認めさせてやるつもりさ」
「不可能な訳はない。僕には…世界で最高の頭脳と体が備わっているのだから。」
完全なコピーだから、とは最早言わなかった。
「…随分と自信があるようだな。…試してみるか」
構える。
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