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チラシの裏 3枚目

66俺的アレンジの入ったロックマンX3 4話:2009/04/05(日) 05:06:34
ドップラー秘密研究所にて。
ドップラーは一人、エックスの戦いの様子を眺め、ため息をついていた。

「あの時…マックが捕まえ損ねたハンターがこれほどの力を持っているとはな…
 …ヴァジュリーラ!マンダレーラ!」
手を叩くと、先日盾を破壊された黄色いレプリロイドと、その相棒と思しき赤い巨体のレプリロイドが姿を現す。

「お前達『ナイトメアポリス』に命令する。エックスを捕まえて来たまえ…。なるべく、生け捕りでな…」
「はっ」
「全ては、偉大なるドップラー博士のために!」
作り主に忠実な二人の戦士は姿を消した。

その会話を快く思わない者が、部屋の外で聞いていた。
「…まどろっこしいな、 生け捕りとはね…」
「VAVAか。…いい加減私の言う通りに動いてはくれないかね」
「俺を復活させ、パワーアップまで施してくれたアンタには感謝しているよ
 だが…悪いがシグマの下でも俺は俺のやり方で動いて来たんでね。…何、以前のようなヘマはしねぇさ」


「電力も回復。氷が自然に溶けるまで持ちそうだね」
「次は…そうね。鉱山に行ってみてくれないかしら マイマインと同じ、エネルゲン水晶の鉱脈があるのよ。」
「町、電力、動力…東側は生活に繋がる場所が確かに多いな」
「水もね。鉱山の近くにはダムもあるのよ」


到着した場所はごつごつとした岩の目立つ山。
同じエネルゲン水晶を採掘する山でもマイマインの場所とは全く違う一般的な鉱山だ。
「これくらいの方が鉱山らしい気もするかしら」

鉱山内部には通路の狭さを利用した攻撃を行うイレギュラーが多く、
非常に窮屈なものとなった。

下層に降りてきた所で休憩所と思われる部屋を発見、入ってみるとそこには…
「来たな、エックス」
「…お前は!」

黄色いレプリロイド。ゼロに盾を破壊された、ドップラーの右腕のような存在だ。
「私は、ヴァジュリーラFF。
 博士の世界中のレプリロイドの研究成果として生まれた存在だ」

バッファリオやナマズロスとは違い、久々に自分の意思で戦う敵が目の前に現れた。
手加減などは当然行ってなどはくれない。増してや博士の自信作となれば、全力で挑むべき強敵になるだろう。

「博士の命令は絶対。世界に博士の力を知らしめるには…お前達の敗北は丁度いい!」
引き抜かれた赤いサーベルの刀身にヴァジュリーラの顔が照らされる。



一方、所変わってここはウエストブロックの兵器工場。

「ゼロ隊長、一体ここに何が?」
「…ホーネックのことだ。俺の代理として奴が出席した結果がこれならば、
 それを始末するのは俺の役目だろう」
「そう…ですか。エネルギー反応をスキャンしてみます」

ベルトコンベアに流れる敵を次々破壊し、工場内から外へ出るといくつもの倉庫が並ぶ。
「これだけ広いと何処にいるか解りはしない…」
「ゼロ隊長!」
「…居たか?」

「いえ、この工場内には特A級クラスのエネルギー反応は感知できませんでした。
 ですが、何か怪しい反応が…地下に」
「…地下?」

壁をサーベルで切り刻み内部へ。
コンテナで隠された、地下へ降りる縦穴がそこにあった。




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