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チラシの裏 3枚目
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「…ハァ……全く、何てこった。」
「嫌なにおいが風に乗ってくるわ… 機械が焼ける匂いではないわね。」
ラグナロクによって引き起こされた大災害。
助かった人間達をひとまず避難させ、彼ら二人は生存者の確認に移る。
「誰かー!!生きていたら返事をしろおおおお!」
そして、バイルが最期を迎えた中心部へ。
「………蒸発しているわね、辺りのもの全て。ドロドロに溶けてる…」
「…………」
オレンジ色の破片を手に取る。
「!! …バイルか…!?こりゃ…」
近くには指、焦げ付いた人工皮膚。
惨劇の中心人物だった「もの」が、そこにあった。
「!! …いたわよファーブニル!」
「おう、ちょっと待ってろ!」
そして瓦礫の中から、ハルピュイアの体が掘り起こされる。
「う……ぐ…」
「私達より3度も多く死にかけて、それでも生きているなんてね…」
「オラ、しっかりしろ!今運んでやるからな!!」
ファーブニルはハルピュイアを軽々背負い、転送ポイントまで歩いていく。
…そのときだった。
「あん…?」
何かの気配を感じた。巨大なエネルギーを。
「…!!! 最大出力!」
「お、おおう!!!」
「っるぁぁああああああああああああああああああああああ!!」
大地をグランドブレイクの要領で大きく叩きつけ、反動で遠くへ、遠くへと飛んでいく。
元々素早いレヴィアタンは自前の脚力で逃げる。
「ぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
「きゃああああああああああああああああ!!!」
再び、ネオアルカディアは巨大な光の柱に焼かれた。
「ゼロさん!!」
「…ラグナロクの副砲…だと!?」
「…間違いありません!
何者かが、ラグナロクを操作しています!」
「…どういうことだ」
「バリアント兵達かしら…?」
バイルもクラフトも、もういない。
主なきラグナロクを何者かが動かしている。
「ラグナロクに再び赴く、転送の準備を頼む!」
「はい!!」
オペレーターは再度ラグナロクの座標をセットする…しかし。
「ダメです!ラグナロク自体が強固なプロテクトに守られて、侵入ができません!」
「プロテクトの破壊は出来ないのか」
「アクセスするだけの力がこのサーバーにはないんです…」
「…くっ」
「…………打つ手はないのかしら…」
そこに、ネージュからの通信が入る。
「話は聞かせてもらったわ
…ラグナロクへの侵入経路…
要するに、強力なサーバーを使ってラグナロクの転送回線にアクセスし…
プロテクトを解除すればラグナロクへ行けるのね」
「ネージュ…?」
「それは…?」
そこに、もう一人女性の声がかかる。
「ネオアルカディア軍の転送装置よ」
「レヴィアタン!!」
傷だらけのボディで、重体のファーブニルとハルピュイアを引きずった彼女がそこにいた。
戦いが終わっても、世界に平和はもう戻らない。
だが、希望を残すことは出来る。
その希望のための最後のミッションの手順はシエル、ネージュ、レヴィアタン…
そしてゼロを交えて話し合われた。
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