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チラシの裏 3枚目

650俺的アレンジの入ったロックマンゼロ4 十八話 前半:2009/09/10(木) 22:30:34 ID:yCw74SzQ0
「…ハァ……全く、何てこった。」
「嫌なにおいが風に乗ってくるわ… 機械が焼ける匂いではないわね。」

ラグナロクによって引き起こされた大災害。
助かった人間達をひとまず避難させ、彼ら二人は生存者の確認に移る。
「誰かー!!生きていたら返事をしろおおおお!」


そして、バイルが最期を迎えた中心部へ。
「………蒸発しているわね、辺りのもの全て。ドロドロに溶けてる…」
「…………」
オレンジ色の破片を手に取る。
「!! …バイルか…!?こりゃ…」
近くには指、焦げ付いた人工皮膚。
惨劇の中心人物だった「もの」が、そこにあった。


「!! …いたわよファーブニル!」
「おう、ちょっと待ってろ!」

そして瓦礫の中から、ハルピュイアの体が掘り起こされる。
「う……ぐ…」
「私達より3度も多く死にかけて、それでも生きているなんてね…」
「オラ、しっかりしろ!今運んでやるからな!!」

ファーブニルはハルピュイアを軽々背負い、転送ポイントまで歩いていく。
…そのときだった。
「あん…?」

何かの気配を感じた。巨大なエネルギーを。

「…!!! 最大出力!」
「お、おおう!!!」
「っるぁぁああああああああああああああああああああああ!!」
大地をグランドブレイクの要領で大きく叩きつけ、反動で遠くへ、遠くへと飛んでいく。
元々素早いレヴィアタンは自前の脚力で逃げる。
「ぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
「きゃああああああああああああああああ!!!」

再び、ネオアルカディアは巨大な光の柱に焼かれた。


「ゼロさん!!」
「…ラグナロクの副砲…だと!?」
「…間違いありません!
 何者かが、ラグナロクを操作しています!」

「…どういうことだ」
「バリアント兵達かしら…?」

バイルもクラフトも、もういない。
主なきラグナロクを何者かが動かしている。


「ラグナロクに再び赴く、転送の準備を頼む!」
「はい!!」

オペレーターは再度ラグナロクの座標をセットする…しかし。


「ダメです!ラグナロク自体が強固なプロテクトに守られて、侵入ができません!」
「プロテクトの破壊は出来ないのか」
「アクセスするだけの力がこのサーバーにはないんです…」
「…くっ」
「…………打つ手はないのかしら…」

そこに、ネージュからの通信が入る。
「話は聞かせてもらったわ
 …ラグナロクへの侵入経路…
 要するに、強力なサーバーを使ってラグナロクの転送回線にアクセスし…
 プロテクトを解除すればラグナロクへ行けるのね」
「ネージュ…?」

「それは…?」
そこに、もう一人女性の声がかかる。
「ネオアルカディア軍の転送装置よ」
「レヴィアタン!!」
傷だらけのボディで、重体のファーブニルとハルピュイアを引きずった彼女がそこにいた。


戦いが終わっても、世界に平和はもう戻らない。
だが、希望を残すことは出来る。

その希望のための最後のミッションの手順はシエル、ネージュ、レヴィアタン…
そしてゼロを交えて話し合われた。




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