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チラシの裏 3枚目
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「「ゆくぞ!!」」
両者の声が重なる。
クラフトは以前の戦いでの切り札を最初から使用してきた。
飛びあがり、バズーカの噴射の反動で空を飛び、地上を焼き払うものだ。
「始めに出された所でその技はすでに効かん!」
噴射が弱まった所を飛び越えて一撃。
「効く効かぬの問題ではない!!」
飛びあがり、今度は巨大爆弾を投げつける。
「俺は戦わなくてはならないのだ!!」
地上で炸裂し、小型爆弾となったその合間を縫いチャージショット。
「退けないのはお互い様だろう、ゼロ!!」
膝から爆弾を射出。
「させるか!」
空中でそれを破壊。
クラフトに三段斬りを浴びせる。
「ぬ、お、おっああああ!!」
最大限まで力を引き出してのその一撃は重く、強い。
「…何だ…」
傷口を庇いながらクラフトは前転。
「以前とは次元の違う重みだ…これは…!?」
黒き体のゼロはそのまま近づき、武雷突を仕掛ける。
「ぐ……っつおぉぉぉぉ!!!」
腹の奥まで刺し貫かれる痛み、そしてあまりに強烈なその一撃は
切り口を抉り、電撃でマヒさせ、焼くのだ。
「ぉ、…お……!!」
それでも。
「…近すぎだ!!」
バズーカを振り回してゼロに距離をとらせる。
「…がはっ、くっ……」
「諦めろクラフト」
前回より戦いは早く決着がつきそうだ。
そう思われたが…
「まだ…この技を見ずして…」
クラフトは手に持ったバズーカを床に突き、立ち上がった。
「俺に勝ったと思うな…!」
と思ったら、その床へ向けた銃口を思い切り放ち始めた。
「これなら、どうだ…」
多機能バズーカの左右に、収納された大量の何かが飛び出てくる。
「…!」
ミサイルの列だ。それも左右に3セット、計6セットがぎっしりと詰まっていた。
「エンドオブザワールド!!!」
クラフト最強最大の技。
真上へのジェット噴射で空を飛びながら、ミサイルの雨を降らせて地上全てを完全に破壊する力技。
第一波は飛び越え、第二波も飛び越える。
第三波は飛び越えられない。
チャージセイバーでミサイル全てを空中で誘爆させて足場を確保。
「…ぬ、……何ぃ!?」
落下してきたクラフトは驚きの色を隠せない。
自分の切り札さえもゼロの前には通用しなかったのだから。
「…まだだ……」
クラフトにはそれでも戦意が残っている。
ゼロはセイバーを眼前に構える。
「まだだあああああああああ!!!」
レーザーポインタがゼロの顔を示す。
バズーカ砲を直接ゼロの顔面にぶつけにかかるつもりなのだ。
引き金を引く。
だがそのときすでに…
「墜磐撃!」
ゼロはクラフトの真上にいた。
柄を両手で掴み、最大限の力を乗せて一気に刺し貫く最大出力の技。
クラフトの首元から脚先まで、その巨体に刃が一気に埋まる。
「ぁ……………………っか…………!!!!」
声なき叫びと共に全身を震わせ…膝をつく。
「これが…英雄の力……!!!」
ゼロは…ただ、爆発していくその体を見ていた。
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