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チラシの裏 3枚目

637俺的アレンジの入ったロックマンゼロ4 十三話 前半:2009/09/03(木) 03:29:14 ID:8UvxggZY0
またも新たなEXスキルを入手するゼロ。
残党の始末をハルピュイアに任せ、息つく暇も持たず次なるミッションへと進んでいく。

「ゼロ…本当にいいのね」
「ああ。ここで休みを取るほうが俺としても不利になる筈だからな」

「…そう。それじゃ頼みたいんだけど」

今度のミッションは正に火急であった。
「エリアゼロに近づいている人工太陽を破壊してほしいの!」

見上げた砂漠の空には縮尺の違う二つの白き球。

一つは太陽…もう一つの空の上に赤々と燃える高熱の球、それはバイル軍が人工的に作り上げた
人工太陽だったのだ。

「…表面から破壊するのか」
「………ううん、内部から破壊してほしいの 本物の太陽と違って、内部の温度はさほど高くない。
 勿論人間である私達なんかは入れないけど、一般レプリロイドが出入りできるレベルの温度ではあると思う」
ゼロの強度は一般レプリロイドとは比較にならないものだ。
そして、深海と同じく、その防御力も無敵とは行かないことも承知。

「熱を帯びた一帯に長くいるとゼロでも無事ではすまないと思うの…」
「日陰を探して素早く移動しろと…そういうことか」
眩い熱の塊の中で、彼は戦いを始める。

バリアント兵も耐久力は無限とは行かない。
彼らもまた日陰にいて、人工太陽の死の日光から逃れつつ迎撃態勢を整えているのだ。

「すまないな」
死の光に焼かれるのとどちらがいいか。
バリアント兵を一刀両断して日陰を奪い、
「翔炎牙!」
続けて食虫植物型メカニロイドを新たに手に入れた能力で焼き殺す。
人工太陽表面とは比較にならない炎の刃は、
一瞬にしてそれの表面を溶かし切断、バターのように溶かし滑らかな断面を作っていく。


「上に向かうときに2つの扉があるけど、途中の方の扉には必ず入って!そこに人工太陽の動力装置があるから」
扉の中に入り、シールドと一体化した火炎放射器メカニロイドを発見。
「邪魔だ」
強固なそのシールドをゼロナックルでむしりとり、もう片方の手で本体を潰す。

そして動力装置を破壊、また上へと進んでいく。


「人工太陽の頂点にアインヘルヤルはいると思うわ」
「…まだ登るようだな」

「内部に入って 暑さをしのぐためにも、人工太陽を止めるためにも、アインヘルヤルの元へ向かうためにも」
「敵が密集しているんだろうな」

予想したとおりだった。
鉄球を撃ち出す砲台に、エネルギー弾を発射する砲台、ランチャーを構えたバリアント。
それら全てを破壊し、動力炉も破壊し更なる上層へ。

「…む?」
現れたのは9つの物体。
いずれも直方体の装置の中央にクリスタルが収まっている。

侵入者を見つけるや否や、中央の一つは周囲の8つを展開させ始める。
「エネルギー弾を撃ち出すビットといったところか」
一斉乱射が開始される。
火炎放射器メカニロイドから剥ぎ取ったシールドでエネルギー弾を反射していく。

「行くぞ」
攻撃を防ぎきったタイミングでそして攻撃へ転ずる。
振り下ろされた刃によってエネルギー弾を撃ち出すビットの半数を粉砕し、本体にも重大なダメージを。

それにあわせ、今度は中央の本体はビットを集めエネルギーを増幅…巨大エネルギー弾として撃ちだして来た。

「便利な盾だ」
これもシールドの前には無力…回避するまでもない。
ビットの数分を撃ち出したところでゼロはまたも本体を斬りつけ…今度こそビットを全て破壊。
…そのときだった。

「暴走か!」


全てのビットを失ったエネルギー砲本体が、大型エネルギー砲を辺りに撒き散らし始めたのだ。
「そのエネルギーはどこから来ている……?」
「人工太陽自体から吸収しているとでもいうのかしら…」

先ほどよりも速い速度の弾。破壊力も数段上。
これはシールドでは避けられない…素直にゼロは敵の周囲を回転し斬る方法を取った。

「ゲンブレムのような攻撃だったな」
対処法も同じ。あらゆる角度から連続で斬り続けるというもの。
あっさりとエネルギー砲を切り伏せゼロは上層へと向かっていった。




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