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チラシの裏 3枚目

634俺的アレンジの入ったロックマンゼロ4 十一話後半:2009/08/26(水) 22:33:25 ID:riEKi5s.0
ここを脱出するのは容易だ。
だが…ネージュを守りながらであることが痛い。

苦しいがやれるだけのことをする他ないか…?
そう思っていると。

「おーう!!ゼロじゃねえか!!」
ファーブニルが背後から現れた。


「大分下の階まで落ちてきたようだな……」
「ここは危険な場所みてぇだから、ゼロ、お前は後ろを見張ってろ!
 俺が先に進むからよ!」

「いいだろう」

重厚な機械音と共にせり上がって来た足場にはバリアント兵。
「どっきやがれえええええ!!」

チャージショットで粉砕。
「またかよ!」
それは2回3回と続いた。

「…こりゃ参ったな」
エレベーターの巨大な縦穴。
手で取っ手を掴むと自動で上昇していく機能を持っているが、
この機能で上がれるのは一度に1人。
早く脱出しなければならないファーブニルにそれは出来ない。

「おおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
「!」
肩にネージュを乗せて飛び上がる。
「おおお!!!」
「きゃ!」
激突を免れるため天井にパンチ。
ゼロはゼロナックルで上へと昇り3人とも上のフロアへと到達した。

進むとすぐに槍にふさがれた通路とスイッチ。
「これはスイッチを押したりチェーンを引っ張ったりすると槍をどかせるタイプだ
 ただ1人通れるかどうかの時間しかどいてくれねえぜ」
「なるほど…そうなれば」
「下がってなぁ!」

ファーブニルは勢いよく槍を殴りつけ始めた。
「おらららららららぁあああ…!!」
背後から来るバリアント兵をバスターショットで撃ち殺しながらゼロは背後の音を聞く。
「随分…硬いようだな セラミカルチタン製か」

4本の槍を破壊するのに30秒。随分かかってしまったがこれで先へ進むことが出来る。

「くっ…ぜぇ、ぜぇ…」
「次は俺に代われ」

場所を交代。
ゼロは次の槍の扉をゼットセイバーで目にも止まらぬ速さで斬りつけ続ける。
「グランドブレイクぅ!!」
ファーブニルは床を叩き、衝撃でバリアント達を一掃する。

「開いたぞ」
10秒でそれを開けたゼロを先頭に再び進み…更に上のフロアへ進み、また2回槍の扉を破壊し通る。

「…坂道か」
天井にところどころ穴が開き、ずっとずっと下まで下り坂が続いている。
「敵がやりたいことは…わかるな」
「…アレね」

「っしゃ、走るぞおおおおおおおおお!!」

メカニロイドが降り注ぐ坂道を強行突破。
「やっぱ来やがったぜえええええ!!」
「ネージュを担いで逃げられるか…」
そう。重い重い巨大な球。坂道を転がり落ち、ゼロたちを踏み潰すつもりだ。

「世話が焼けるわね!」
鉄球を一刀両断して彼女が現れる。
「遅せーぞレヴィ!」
「レヴィアタンか。お前の基地は坂道が多かったな」

「それと同じ方法で突破するのよ」
レヴィアタンはジャベリンで床を叩き、反動で大ジャンプ。
ゼロもダブルジャンプのチップで飛び上がり、ファーブニルも持ち前の跳躍力で鉄球を飛び越す。
「後はこれを追いかけていれば坂道上の、死ぬ覚悟のバリアント達は皆ペッチャンコよ」
危険はひとまずは回避。彼らは鉄球を追いかけていくのだった。


「…3人とも、有難う。ネオアルカディア四天王に伝説の英雄が協力するところを見れるなんてね…助かったわ」
「今回のことが終わったらゼロの奴は俺らが倒すつもりだけどな!」
「もっと言えば、あなたの救出に来たメンバーにはハルピュイアもいたんだけど…どこに行ったのかしらね」


基地から見えるは海のほとり。
「ゼロ、ご苦労様…妨害電波もここなら大丈夫みたい
 キャラバンの人達も感謝してるみたいよ… みんな、転送するわ!」

その海を照らすはきらめく朝日。
夜明けの澄んだ空気の中…レジスタンス、キャラバン、ネオアルカディア四天王の三者は一丸となったことを確認しあうのだった。




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