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チラシの裏 3枚目
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最深部に待ち受けるもの。アインヘルヤルとの第一戦、その相手は…
「待ちくたびれたぜぇ、英雄さんよぉ!!」
湿っぽい空気の漂うこの場所には不似合いな、青き狼型の、戦闘狂だった。
「俺の名はフェンリー・ルナエッジ。妖精戦争時代から眠らされて体がなまっててなぁ!」
「戦いたいなら早く始めろ。時間がないんだ」
ゼロは真っ先に駆け、戦いを始めた。
「おっと!」
ルナエッジは飛び上がった。
「物分りがいいなぁ、英雄さんよぉ!!」
そして尻尾から丸まり、体全体に刃を生やして転がり始める。
「だが俺についてこれるかなぁ!?」
跳ねながら部屋を駆け回るルナエッジのボディは硬い。
一通りよけ、ルナエッジが元の形態に戻ったところを見計らいチャージセイバー、そして飛びのき距離をとる。
「やるじゃねえか!!」
怯みもせずにルナエッジはそのまま飛び上がり、両腕についた刃から衝撃波を飛ばし始めた。
「ぅらああ!!」
斜めに飛び、壁へつくルナエッジはそのまま真横に飛び反対側の壁へ到達、そこからまた床へと三段飛びを繰り出した。
ゼロはそれに対し、交差するようにセイバーで斬りながら飛び越え、
衝撃波の死角を一瞬で見極め回避、戻ってきたルナエッジに払う、斬る、振り下ろす。三段斬りである。
「あぅうううううう!」
雄たけびとともに垂直に飛んだルナエッジはその息で自らの大きさの、自らの形をした氷像を3体生み出す。
「行くぜぇぇえ!!」
合計3体となったルナエッジは次々にゼロへと襲いかかってくる。
だがゼロは全くそれをものともせず、本物に一太刀浴びせ潜り抜ける。
「そろそろ俺にも一発浴びさせやがれ!!」
ルナエッジはそのまま垂直に飛び上がり巨大な衝撃波を走らせる。
そして着地してもう一発。
発生地点はルナエッジの腕。ならば腕より下や上の位置には発生しない。
一発目を天井付近で、二発目を体勢低くダッシュで回避したゼロは…
そのままルナエッジの懐に飛び込み、セイバーで一刀両断した。
「マジかよ……!?」
「…ラグナロク作戦の恐ろしさは…こんなものじゃあないぜ……せいぜいあがいてみるんだな!!」
ルナエッジは氷の中で100年の時を経て起き、今度は炎の中で眠りのときを迎えたのだった。
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