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チラシの裏 3枚目
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1Fは氷で出来た針のむしろ。その中に突き立つ狭い狭い足場には敵が待ち構えている。
ならばその場をどかせるまで。
敵はおそらく針の上にあるパイプをつかませ、そこを撃ち落とすつもりだったのだろう。
だがゼロにはその発想がまずない。
大きく跳び、空中からバリアントを斬り飛ばし、その足場を強奪。
次の足場の敵が反応し撃つ前に飛び上がり、同じくバリアントを斬り足場を奪う。
針のむしろの最後にいたのは今となっては希少価値の高い、妖精戦争時代のメカニロイド・メットール。
「あ、可愛い」
シエルのつぶやきを無視するかのように飛び上がりそれを一刀両断。
壁を蹴りあがりエレベーターへ。
今度は昇りだ。またもや同じ工程を繰り返し上った先はベルトコンベア。
破壊の難しいメットールが勢いよく流れてくる。
これは防御形態に入る前にバスターで破壊、ベルトコンベアに逆らいながら上へ、また上へ。
「その電灯を一応持っておいて」
ゼロナックルで電灯を引き抜き、腕に装備。
「理由は?」
再びたどり着いた9F。そこは悲惨な場所だった。保存状態が悪く、コールドスリープ中にレプリロイドたちがカプセルから投げ出され
そのまま床に倒れ腐食した死体と化していていたのだ。
「戦争の影というものか」
そして中からは浮かばれないレプリロイドの精神が、半端な状態…未熟な状態で自我を失ったエルフとしてさまよっている。
これは…精霊などではなく、亡霊というべきだった。
「危険なエルフと言えるわ。
クリエプリエやダークエルフは高すぎるエネルギーを持っていたためにあなたの剣も効いていたんだけど
このエルフ達は弱いから…あなたのセイバーじゃ多分切ることは出来ない。
反面、エルフ達からあなたの体に害を及ぼすことは考えられるから…」
「奥に天井から光が差し込んでいるでしょ?こういった亡霊エルフ、プアエルフは光に弱いの
その電灯を嫌がるはずだから、それを使ってエルフ達を誘導させて、光に導いて成仏させてあげて」
「なるほど」
走り、飛び出し電灯の光を浴びせる。
「ミィィィイイイイイ」
「ギイイイイイイイ」
プアエルフ達は電灯の光から逃げるように奥へと押されていく。
「…そこにもいたか」
背後のカプセルが割れ、中からプアエルフが飛び出す。そのエルフは床に転がる死体に吸い込まれていき…
「まああああああああああああああああああああああああ!」
ゾンビとなってゼロを襲ってきた。
「ちっ」
だがゼロの敵ではない。一閃、プアエルフを外へ逃がすことに成功した。
また一匹、光へ導くプアエルフを増やし、電灯で誘導し続け…
「これでいいな」
太陽の熱によりその身を焼かれまとめて彼らは天国へと旅立っていった。
「…眩しくて見えなかったが…これが扉か」
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