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チラシの裏 3枚目

574俺的アレンジの入ったロックマンゼロ4 三話 前半:2009/07/24(金) 03:31:01 ID:zvwm4adI0
先の通路から聞こえるは怒声と、破砕音。
揺れを感じるその場所へ進んでみるとそこには…

「コケーッ!コキャーーー!」


声の主がいた。動物型レプリロイド…としては小柄な部類である、
鶏型のレプリロイドだ。
「何をしている…」

さして高いエネルギー反応は感じられない。
「コケー!?お前がゼロだな!?」
「だったらどうする…そこを開けろ」

間違いなく、騒いでいるこのレプリロイドはさしたる敵ではない。
そう感じたゼロはセイバーを一振りするが…


「その辺にしておけ、コカペトリ」
更に奥から声が聞こえた。


「…ん?」
そこへと目をやると…


「!!」
…ゼロは自らの目を疑った。

そこには…7体のミュートスレプリロイド達の姿。
「貴様がゼロでありますか!」
「大したことなさそー!キャハハ!!」
「我らの敵となるはずもない…」
「さて、誰から相手しましょうか?」
「ウウウゥ、血が騒いでくるぜぇ…」
「ン”モ”ォ”ォ”ォ”ォ”ォ”ォ”」

先ほどの鶏型とあわせ8体。
「…くっ…!」
あまりに強い敵と戦い続けたためか?
…これほど多くの敵の存在に気付けなかったのだ。

弱体化した今のゼロでは…困難な相手と見える。


「そこまでにしておけ。」

光の柱となり転送されてきたのは…
がっしりとした体格をマントに包んだ中年の男性レプリロイド。

「クラフト隊長!」
レプリロイドの一人からクラフトと呼ばれた彼は、
向き直りゼロを見下ろす。

「お前がゼロか。」
「…お前達はバイルの手先だな」

彼はどうやら8人を束ねる存在のようだ。

「我らは人間の生息域を根絶やしにするべく結成された
 特殊部隊…『アインヘルヤル八闘士』」

その性格はバイルナンバーズ以上に癖のある者ばかりと見える。

「バイルも何時の間にかそんなものを組織していたのか」

「貴様など最早バイル様の敵ではないということだ…
 我らの8箇所からの同時攻撃…『ラグナロク作戦』
 止められるものなら止めてみるがよい!」

そしてクラフトは姿を消し…
続いて8体のミュートスレプリロイドが転送されていった。

「…大変なことになったわね」
「エリアゼロの住民には協力を仰ぐことなどできまい
 …俺達だけで奴らを止める。」




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