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チラシの裏 3枚目
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アルエットの所に新型エルフがやってきたという話や、
ウェザーコントロールシステムは不完全で機能しないという話、
ゼロの腕を改良した『ゼロナックル』の説明をセルヴォから受ける。
「…今までより頑丈に出来ている分、出来ることも多いか…恩に着る」
「いや、感謝されるほどの事でもないさ まぁ…
トリプルロッド、チェーンロッドに続き、リコイルロッドまで壊れるとは思っていても…」
「君の体が壊れるとは思っていなかったが」
「…まだ、今のようなレベルの敵が相手なら問題はないが」
…オメガとの戦いは、壮絶なものだった。
幾度も回復を繰り返しながら戦い続けても、ゼロがダメージを負うほどにそれを再生し
更なる力を得る能力まで得ていても…
限界を超えた力の解放も相まって、癒えない傷を体に刻み付けていた。
ゼットセイバーの能力を初めとして、ゼロの力は弱まっていた…
…しかし、そうして乗り越えたゼロの姿が、そして世界が…そこにある。
レジスタンスベースの皆は、それだけで満足なのだった。
後は、それがゼロを危機に貶めることがないか。
「ゼロナックルの使い方は解るね」
「問題ない。」
もぎ取る、殴る、投げる、掴む…基本としてはその動作となっていた。
何より、これから戦っていくことで学ぶのがゼロには最も性に合っているとも言える。
「ゼロさん、至急、司令室までお越しください」
「では行ってくる」
セルヴォとの話を終えたゼロはシエルの待つ司令室へ。
「エリア・ゼロへ向かうんだな」
「ええ。一応、戦闘の準備はしておいてね」
「無論だ。…ユーラシアの落下地点だそうだが 行けそうか、オペレーター」
オペレーターはコントロールパネルで座標を入力。
ゼロはトランスサーバーの中央へ立ち、転送準備に入るが…
「…これは!!」
「…どうした。」
「…ネオアルカディア軍…いえ、バイル軍と思しきエネルギー反応がエリアゼロに!」
「そんな…!」
敵を示す真っ赤な表示がエリアゼロ近辺を覆い尽くしていた。
「オペレーター、急げ」
「了解…!」
トランスサーバーに光が集まり…ゼロの姿を包み込み…
「転送!」
ゼロをエリア・ゼロへと転送したのだった。
「……わぁ…」
ゼロを通して見えるエリア・ゼロの『色』。
ネオアルカディアの中でも見ることが稀な、機械の繋がらない全くの自然。
草木があり、花が茂り、暖かな日差しが差し込む。
澄んだ水が流れる音と、涼しげな空気。
「シエル」
「…あ、ごめんなさい! …敵はユーラシア跡地にいるみたいだから
ゼロは滝の下の穴から入っていって!」
季節は春。太陽を受けて青々と茂る緑の中…彼は戦いを始める。
「多分、この自然はユーラシアに備わってた
環境浄化システムと、植林プラントの作用によるものだと思うの」
説明を聞きながら、緑の中を、メカニロイド達を切りながら進む。
颯爽と森を抜け、穏やかに水の流れる滝へとやってきた。
「この滝を落下するんだな」
ヤドカリ型メカニロイドを二度斬りで破壊、飛び降りて滝つぼへ勢いよく落下。
「はっ!」
そして一瞬で水面から飛び、着地。
日差しの差し込む『その場所』との、100年ぶりの再会を果たす。
「…」
ユーラシア内部には敵がひしめいていた。
テリーボムにウォールキャノン。敵はすでにゼロを警戒して装備を万全にしていたと見える。
「作業用リフトが動けば楽なんだけど…」
「動くようだ」
ゼロが乗ったのを合図にリフトはレールの上を勢いよく下降。
進路のメカニロイド達を次々轢き倒してゼロを深部へと導く。
「何故都市にこんなものが…」
棘だらけの床の上の棒をゼロナックルで掴み渡り…最後の壁を蹴りあがった先には扉。
「大型エネルギー反応!!気をつけて、ゼロ!」
「…ああ」
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