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チラシの裏 3枚目

570俺的アレンジの入ったロックマンゼロ4 一話前半:2009/07/23(木) 02:47:40 ID:bRFiAvSM0
乾いた大地の上の…乾いた空気の中を一台の巨大トラックが駆け抜ける。
とうの昔に枯れた木々があるだけのその地を走るトラックは…

猛スピードで走っていた。
辺りに何もないからだろうか?
いや。


「ネージュ!追いつかれそうだ!」
「まずいわね…!」


その後ろから、鋼鉄の鎧に身を包んだ機械の兵達が迫っていたからである。
その色は青ではなく…黒。

兵だけではない。敵もまた武装車両で彼らを追っていた。
彼らを…連れ戻すために。

「まだ、捕まるわけにはいかないのに…!」


…その時である。
「…!?」


背後から爆発音。後ろを振り向くと…
彼らを追っていた黒き兵が、次々に真っ二つに切り裂かれ、または腹に風穴を開けられ
次々に乾いた空へと舞っていくではないか。


「…アレは…!」
赤い戦士の、翠色の剣によって。


空前絶後の破壊神との戦いを乗り越え…
…彼は、生きていた。


「先頭車両に動力部があるはず!」
…彼は、
最強のレプリロイドは…生きていた。

「そこへ向かって、ゼロ!」
「ああ」


エックスを元に作り出したパンテオンに代わり
ネオアルカディアには新たなレプリロイド兵、『バリアント』が配備された。
その戦闘能力はパンテオンのそれを凌ぐ高いものであるが…

ゼロの敵ではない。
爆弾を撃ち出すバリアントは腕を構えるより早く刻まれ、
爪を繰り出す素早いバリアントも低い姿勢から一気に体を斜めに切り裂かれる。

盾で身を防護するメカニロイドも、盾をゼロに剥ぎ取られ一閃…
その後ろに構える砲台も剥いだ盾を投げつけて破壊。

敵車両内部ではミサイルや空中砲台がゼロを待ち構えているも、
お構いなしにそれもセイバーで切りながら、止まることなく奥へと進んでいく。
そしてすぐに…

「アレが…コアね!」
言うまでもなく、ゼロは戦いを始めていた。

「問題にならないな」
反射ビームや、圧倒的破壊力のレーザー砲を駆使し、メカニロイドを大量に呼び出し
侵入者をよせつけない強敵…


のはずだったのだが。
「解析できたわ!」
ゼロはサブデザートコアの出力コードをその腕で千切り、投げ捨てる。
「そのコアの名前は」
これにより出力は低下、レーザーがダメージ要因となる可能性も100パーセントなくなった。
「サブデザートコア!」
三段斬りと飛び斬りでコアを上へ下へと次々に切り刻み
「レーザー攻撃を主体とした…」

シエルの言葉は爆発音によりかき消される。
「任務完了か」
敵部隊は全滅したのだった。




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