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チラシの裏 3枚目
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「あら?今日は随分と可愛い子がいるじゃない。どうしたの?」
シグマとの2度目の戦いが終わり、シグマ軍が完全に壊滅してからも
時折ハンターベースに遊びに来るはオペレーター。
彼女はオペレーションルームで背の小さな、茶色の長髪の少女を発見した。
赤い服に身を包み、ふわりとしたスカートのよく似合う女の子だ。
「もしかして迷子か何かじゃないでしょうね…
貴方、どうしたの?」
「は、始めまして!あなたがエックス隊長のオペレーターさんですか?」
「え?シグマ軍との戦いの間でならそうだけど…基本は科学者の卵よ、私。」
「そうなんですか!?二つの仕事をこなせるなんて…」
「まぁ同時進行するわけでもないし…大したことじゃないわ。
エックスの才能におんぶに抱っこって形ですもの……あなた、名前は?」
あれから実に5ヶ月。
ゼロはイレギュラーハンターに復帰、第0部隊隊長ホーネックの意向で
新第部隊隊長のポストへと就いた。ホーネックは副隊長へと自ら降格したこととなる。
一方、社会での大きな出来事といえば一つはイレギュラー研究家Drドップラーが
シグマ軍のアジトを調査した結果作り上げることに成功したとされる対イレギュラー用ワクチン。
これにより、イレギュラー発生率は0%にまで押さえられ、歴史に変革を起こした偉大な科学者として一躍有名となった。
一方、大規模なイレギュラーによる犯罪が増加傾向にあったため、
そういったイレギュラーへ対抗する「軍」、レプリフォースが結成されたことだった。
「あ。ここに居たのかい。」
ミッションを終えたエックスが入ってくる。
「あらエックス。ドッペルタウン会議まで後1ヶ月になるわね。準備の方、大丈夫?」
「いや…それがね。ハンターには1通しか来ていなかったんだよ。
第0部隊隊長ゼロ様、ってね。ゼロは…強いよな…。あれからめきめきと成果を上げ続けている
俺は…まぁ、ああいうのは似合わないから」
「ゼロは多分もっと似合わない人種だと思うわ。
そういえば…聞いたわよエックス。この子レプリフォースとの交換研修生なんだってね」
「ああ。世界最強の軍隊の第一期オペレーターか……滅多な事はさせられないね」
「所であなた、誰の担当になるの?新人のDランクハンター?」
「それは流石に最初は任せられないよ。テストでもあるからね、ある程度経験を積んだハンターだと思うけど…」
「ええと…実はもう、私担当のハンターさんが決まっていて…」
もじもじとする少女。緊張のためか?
「俺が受け持つこととなった。」
続けて入ってきたのはゼロだった。
「ゼロ!?」
「…これは聞いてないや」
少女はゼロを見つけるなりしゃきっと向き直る。
「少しわけがあってな。俺の方から担当を請け負う事にしたんだ」
「………へぇ」
オペレーターの中でのゼロ像が変化した瞬間であった。
「何だ」
「…いえ、別に……」
「まずはそうだな、ミッションがあるまでは待機になる。したいことはあるか」
「あの、ゼロ隊長!この本部って広いくって…案内、してもらえませんかっ!」
「そうだな…解った。ただし今は何かと混んでいるはずだ、離れるんじゃないぞ」
「何とか上手くやっていけそうだね」
「そうね…さ、私達もお茶でも飲みに行きましょ」
オペレーターの頭の中には、ある一つの言葉が浮かんでいた。
「………ここ……は…」
体全体が燃えるように熱い。…灼熱のマグマの中にいるかのよう。
そんな『彼』を、遥か彼方から呼ぶ声が聞こえる。
「…何だ。…どこから話しかけてやがる。」
…そして、目を覚ました。
「目を覚ましたか、おはよう。新しい体の調子はどうかな…?
『VAVA』」
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