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チラシの裏 3枚目
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「そこっ!!」
ロックマンの、人間で言えば背骨に当たるパーツが縦に削られた。
水面すれすれの高さからスプラッシュウーマンがトライデントに纏わせた光を落下させてきたのだ。
それがスプラッシュウーマンの特殊武器『レーザートライデント』
ロックマンは水を用いる攻撃だとばかり思っていた。
だが…音波によるロボット操作にレーザー兵器攻撃。
彼女は…水の力に頼りはしない…単純に戦闘能力が極めて高いロボットであるといえる。
「はっはぁ!!」
テンション高くスプラッシュウーマンはトライデントを海底へと突き刺してくる。
ロックマンはスライディングが出来ない…フェイントをかけて、避けるのがやっと。
「その程度かしらっ!?」
そして自ら急速落下。
「…はっ!!」
後ろへとび、空中で体を捻り…落下してきたスプラッシュウーマンめがけ一発。
「見所はこれからかしら!?」
目を閉じ、魚を呼び寄せる。
再び歌を歌いながら海面へと上昇していく。
「いい戦い方は見つかりました?」
小刻みに跳ぶことで何とか動きの無駄を減らした…が
「レーザートライデントっ!」
光の牙を雨のように降らせるこの攻撃をうまく回避する術は見つからず。
「特殊合金さえも貫くこのトライデントに壊せないものはないの!諦めることね」
そして最後に高速落下でロックマンを突き刺しにかかる。
…これは何とか耐えた。だが後一発耐えられるかどうか。対してスプラッシュウーマンの体力はまだ余裕がある。
「…それなら!」
水中というハンデもある。彼は…特殊武器の禁を解いた。
「流石にバスターだけじゃ勝てないことに気付いたようね でも…もう遅い!」
激しい歌で魚を大量に呼び寄せる。対しロックマンは…
「ジュエルサテライト!」
宝石のバリアであらゆる攻撃をシャットアウト。
「…そう来たのね」
だがそれでレーザートライデントは防げない。…一体どうすれば…?
だが、まだロックマンには策があった。
「ホーネットショット!」
腕から蜂型の追跡メカを生成、海面へと真っ直ぐに飛ばした。
「!!」
そう。これは蜂ではない、蜂型メカである。
しかし海水程度は平然と耐える上に、その威力も高いという優れもの。
「さぁ、最後だ」
ホーネットが次々にスプラッシュウーマンを取り囲む。
「行くぞ…!」
「…しま…った!」
そして…最後に360度からの爆破。
「きゃああああああああああ!!!」
巨大な爆発のあまり、スプラッシュウーマンは海面上へと一気に突き上げられる。
「う…!! …う! …きゃあああああああああああああああああ!!」
そして一気に、力を失った体ごと海底に叩きつけられる。
「…私の言葉は…… 捨てられたロボット達の言葉… 捨てられたロボット達の言葉は…私の言葉
私はずっと……」
震えながら、トライデントを地に最後の言葉を。
「謳い続ける!!」
その言葉と共に…彼女の体は砕けた。
「……」
水が引いていく…焼け焦げたボディだけが残される。
「………結局目的は聞けずじまいか」
「…とは言いつつ、大分解ってきたんじゃない?」
「…そう…だね」
高い能力を最大限に生かし戦いを挑んでくるライトナンバーズ。
…その中で自分たちだけが特別であること。…彼らが疎まれることとなったその理由…。
…ロボットとは。 彼はまたも、このことに行き当たることとなった。
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