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チラシの裏 3枚目
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地下階の…澄んだ海中を眺める事の出来る分厚い強化ガラスの窓に…
細身のロボットの影が映りこんだ。
「……え?」
その姿はまるで人魚。
そしてその手には…トライデント。
切っ先をくるりと回したかと思うと…
「うふふ…」
それをガラスに向かい突き出し…光を集中。
「……?」
…放った。
「え」
光はトライデントの切っ先の形をしたまま、その強化ガラスへ刺さり…
一瞬にして粉砕。
「あ…ああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
ガラスが粉々に砕け、内部に海水が入り込んでくる。
一瞬にして海中へと変わる室内。
職員は気を失い、ぷかぷかと天井に浮かんでいる。
「出ておいで!!」
彼女が歌うと…突然黒い影が襲来…人々をどこかへ連れ去っていった。
「げほっ!!ごほっ、おほっ…!!」
「な、何だキミは!!」
職員達は海面上に顔を出した施設屋上で目覚める。
「私は…『スプラッシュウーマン』 悪いけどこの施設は私達が頂くわ」
単刀直入に彼女は彼らに目的を告げる。
「…たち?」
「ええ。各地で仲間達が動き出している頃よ
でもね…人間を死なせるわけにはいかないの
…私達の生みの親の言葉には背けないし…私達はそんなことのために動いているんじゃない」
「……何?」
同時刻に気象コントロールセンターにも…
「風よ!!」
竜巻で人々を包み、センター外部へと追い出す一人のロボットの姿。
そして火山地下の地熱発電所にも赤いロボットの姿が。
「お前達、いったい…誰に命令されてるんだ!!」
「おう、今から言おうと思っていた所さ!!」
そして遅れて5箇所の施設が占拠された。
…彼らは口々に言う。
「ロボットに、自由をっ!!」
「人間に、更なる幸福を。」
「覚えておいてくれ」
「私達の」
「生みの親の名前」
「それはなぁ!!」
「偉大なる『トーマス・ライト』博士!」
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