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チラシの裏 3枚目
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「ロックマン…! ロックマン!」
そこに走りやってきたのは…ブルース。
「…君か」
「…ロックマンに何をした」
「…私は何もしていない。
そうだ …彼が起きたら、伝えて欲しいことがある」
デューオ…彼はこの戦いで得た最大の収穫は、ロックマンの存在だった。
人間と呼ばれるこの星の生命体は、環境を破壊し、自らの我がままで動き、
宇宙にまで進出し、無限に悪を撒き散らす…恐るべき存在なのかもしれない。
もしかすると、自分はその悪の繁栄をとめるべく…
人間を、この星ごと滅してしまうのが正しかったのかもしれない。
だが…見ず知らずの落下物でしかなかった自分をこれほど丁寧に修理してくれた人間、
そして…いつか絶対に平和が訪れると信じ戦い続けるロックマンを作り…
また、そのロックマンが信じる人間達もまた、一つの面なのであろう。
…彼らを信じてみるのもまた、一つの道なのではないだろうか。
可能性を潰さず、見守るという道。
「…ロックマン、しっかりして、ロックマン!」
「……う…ううん…」
眼を開ける。
「!!」
そこには…彼を心配していたロールちゃんの顔。
そして、それはすぐに涙ぐみ、喜びの表情へと変わる。
「よかった!!」
「やったダスー!」
「アオ、アオーン!」
ライトット、ラッシュ、ビート、エディーも…皆、喜んでいた。
「本当によく帰ってきたのう…」
ライト博士も。
ロールちゃんに抱きつかれながら、ロックマンはライト博士に問う。
「…あの、ところでデューオは?」
外は夕焼け。
…そこには……もう、デューオの姿はなかった。
「……」
寂しそうに空を眺めるロックマン。
…そこに、声がかかる。
「アイツから、お前に伝言だ」
ブルースの声だ。
「…デューオから?」
「ああ」
「…『ありがとう』だとさ」
…彼は、今も見上げる空の彼方…宇宙のどこかに。
「僕も…」
そしていつか、また出会うのだろう
「ありがとう」
それぞれの平和を守るロボット…『メタルヒーローズ』は。
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