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チラシの裏 3枚目
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…火山ごと大噴火、跡形もなくなくなったワイリータワー。
ロックマンは、いつしか山脈の中に倒れていた。
デューオの助けによって。
「…」
しかし彼の顔は…深刻だ。
そう、彼の体そのものは、安全な場所へ助けた。だが
「…いかん、悪のエネルギーの侵食が進んでいる…
このままではロックマンの命は…!」
フォルテならば、力に変えることも出来よう。
ブルースなら、あるいは操られていたかもしれない。
彼が…ロックマンが完全に『善』の存在であると言えるからこそ…
彼という存在そのものが…今、死を迎えようとしていたのだ。
「…………かくなる上は手段は一つしかない」
デューオは手を振り上げ…手刀の形をとりエネルギーを集中させる。
「おおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
青空に響き渡るデューオの声と共に…
手が…真っ青な炎に変わってゆく。
彼は…悪のロボットとの、最後の戦いを挑もうとしていた。
彼自身がロックマンの心へとダイブし、直接それを取り除くのだ。
「……」
ロックマンの胸へとその手を当てる。
…彼が出来るのは、支えのみ。…後はロックマンの、心次第。
その手を介し、デューオの脳裏に送り込まれてくるは
ロックマンの戦いの軌跡。
様々な戦いの記憶が次々にフラッシュバックする。
それは…ワイリーとの戦いの記憶のみではなかった。
色んなロボットが起こした、色々な事件。
…そして、それに心痛めながらも立ち向かうロックマンの姿。
いつか…
いつか、きっと皆平和に暮らせる世界が訪れると信じて。
「…」
いつしか…ロックマンの表情からは苦しみの色は消えていた。
心なしか…安堵したような顔にも見える。
…しかし本当に安堵したのは…
「…君は、今までこれほどまでに…正義のために働いてきたのか。」
デューオの方だった。
彼の命は救われた。…ほかでもない、
まだ、倒れぬわけにはいかないという彼の心によって。
「君がいれば、この星は大丈夫そうだ」
にこやかに彼は立ち上がる。
そして、いずれ起き上がるロックマンに背を向け、歩き出した。
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