したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

チラシの裏 3枚目

521俺的アレンジの入ったロックマン8 15話 前半:2009/06/21(日) 02:39:24 ID:9Xhnw/O60
ワイリータワー上層へと突入したロックマン。

大量に配備されたロボットに、相変わらずのトラップの数々。
ワイリーの嘲笑う声が聞こえてくるかのような塔の内部を進んでいくと…


「待て、ロックマン!」
現れたのはフォルテとその傍らでうなり声を上げる…ゴスペル。
「ここから先は通さんぞ」
「グルルルル…」

「フォルテ 僕は君と戦いたくないんだ!」
だが強さを追い求めるフォルテは、自らを負かした者の
そんな言葉に耳を貸すわけもなく。

「黙れ 俺はこれまでの俺とは違うんだ!」

すると、吹き抜けの部屋に紫の球体が浮いていた。
「これを見ろ!」

ワイリーの悪の心と呼応し、際限なく生み出され
且つ与えられたロボットに強大な力を与える…『悪のエネルギー』。

「やめるんだ!!それは…力じゃない!」

その力は未知の部分が多い故…ワイリーも危険視していたのだ。
ゴスペルの強化アダプターを取り去り、
わざわざ各地のロボットのコアとして使うことでゴスペルを弱体化、
フォルテの注意をそちらへ向けさせた。

だが合体機能はすでに外せないものとなっていた。
合体機能を失わせない限りはフォルテにとって、ロックマンとの戦いに支障はきたさない。
フォルテはそれにも関わらず、ワイリーの下から悪のエネルギーを奪い、
自分のものとし…今こうして、ロックマンの前に現れたのだ。

「うるさい!俺は今日こそお前に勝つ!!」
そしてフォルテはゴスペルと共に飛び上がる。


紫の球体目掛け。
「はぁあああああああああああ!!」
そしてフォルテ、ゴスペル…そして悪のエネルギーの3つが一つになる。

「…!」
悪のエネルギーを取り込んだスーパーフォルテの姿は以前とも違う異様なものだった。

鳥のような灰の翼ではなく…蝙蝠のような黒き翼。
フォルテの髪にあたるヘッドパーツの飾りには棘。

その姿は…悪魔。
悪魔のロボットがここに完成したのだった。
「さぁ、行くぞロックマン!」


「…違う、それは力じゃない!」
だとすれば何だというのか?
悪のロボットから得られた悪のエネルギーである以上それは…
その心自体ともいえよう。


「君が間違っていること…僕が教えてやる!」

ロックマンが見上げた吹き抜けには、彼を見下ろすフォルテ。
戦いは、こうして再び始まる。
「行くぞロックマン!」
空を飛んだフォルテは、開始直後から全力でかかってきた。

「はああああああああああああああああ!!」
紫の光がフォルテの周囲を輝かせ…丸いオーラに包み込む。

それは…チャージだ。
「焼かれろ!」
上へ向けられたバスターから、特大のチャージショットが2発撃ち出される。

「!!」
チャージショットは宙で分裂…
ロックマンのいる床へと、紫のエネルギーの雨となって襲い掛かる。
「うあああああああああ!!」
床へと破裂せずにしみこんでいく紫の光。

「う…」
「どうしたロックマン!」
フォルテはまたもチャージ…辺りを揺るがす程にエネルギーが高まる。

「おおおおおおおおおお!!」
フォルテがロックマン目掛け、空から恐ろしいスピードでの連射攻撃を繰り出してきた。
「……連射…!?」

壁に、床に、また壁にと打ち付けられる紫の弾丸。
だが連射と言えど常に連射し続けられるわけではない。
弾が切れたタイミングを見計らって飛び…
「アローショット!」

光に包まれた矢のチャージショットを放つ。
「ぐふっ!!」
それは一直線にフォルテへと突き刺さる。なおも勢いは消えず、
分裂し6つの弾となりフォルテを押し、吹き飛ばす。
「チッ…!」




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板