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チラシの裏 3枚目

513俺的アレンジの入ったロックマン8 12話 前半:2009/06/17(水) 00:35:53 ID:UBndSmpQ0
青い空。
形を変えて宙に浮く謎の物体。
様々な背丈の大きなヒマワリ、その中心には短針と長針。

…もう一つの花畑。

「……色が、変わった…」
その風景は先ほどと同じ。
…では、そこにいるのは?


「…見たことが、ない」


槍を持った剣士。
ゴツゴツとした体のモヒカンヘアー。
アーマーをつけた美男子。

派手な髪型のロボットに、8体の個性的なロボット達。
溶けた者、砲台のついた者、魚のような者、カニのような者、
空を飛ぶ者、獣のような者、大きな輪を持った者、牛のような者。

「ファラオマン…いや、違うな」
それらの後ろに、エジプト風のロボット。

背の高い謎の紋章を記したロボットもいた。


…皆ロックマンをじっと見ている。



奥から…誰かが脚を引きずり、苦しみながら歩いてくる。
「………君は?」

ノイズのかかった、真っ黒な影。

頭に何かがついている。
「………」
存在すること自体が難しいようである。

彼は何もいわない。
「…誰?」
ただ、ロックマンへ向かい必死に、必死に手を伸ばしてくる。

崩れてゆく。
「………。」
口を大きく開き…一歩一歩歩いてくる。
思わず…身を引いてしまう。

…怖いから?

単に怖いのではない。
知ってしまったのだ。痛いほど…辛いほど。寒気がするほどに。

「…………」
嗚呼あああああ… と声が聞こえるように。
「…」
腕から霧になっていく。
「………」
…脚がどんどん地について溶けていき
「…………う…」
倒れたその姿で、ロックマンの方を見ながら
「……」
顔から崩れ、地面に溶けていった。


…わかってしまった。
「…今のは……」



『僕だ』と。


何がどうなって、どうしてこんな場所にいるのか?
…どうして、自分の知らないロボット達に睨まれなければならないのか?


この歴史のロックマンは何も知らない。


続いてもう一つの不思議な世界の迷路。
そこもまた同じく仕掛けを解く。
…最後にたどり着いた場所は…?

何ということはない。
当初目指していたプラネタリウムだった。

「…この空間の最深部にワープしていたんだ」

扉を潜ると、星空を映し出すホログラフ装置。
…風景が、宇宙に変わる。




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