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チラシの裏 3枚目

503俺的アレンジの入ったロックマン8 7話:2009/06/12(金) 01:25:07
ロボットが突き破った先はマグマ溜り。
火山ガスが立ち込める中に飛び込んでいくと…

「見えたぞ…!!」
高い高いワイリータワー、その下にはマグマの海。

ロックマンは真っ直ぐワイリータワーへ着地しようとすると…
「!!」
突然、巨大な何かがロックマンを包んだ。

…それは…手。
巨大な巨大なゴリラ型ロボットのものだった。
「ワウ、ワオオオオン!」
ラッシュは跳びかかり、手をどけようとするが
ゴリラはロックマンを掴んだその手でラッシュを殴りつけ…
洞窟の壁面へとたたきつけたのである。
「! …ラッシュ!!」
凹んだ壁には…倒れたラッシュが埋まっていた。

「ガーーーハッハッハ!!」
背後のワイリータワーから声が。


「よくぞここが解ったな、ロックマン
 だが残念じゃったな、お前はどうやらこのタワーへは侵入できんらしい」
ワイリータワー最上階を睨みつけるが…
「あの世からワシの世界征服達成を祝っておくれ 名残惜しいが…」
ゴリラの手がバチバチと電流を発し…
「さらばじゃ!」

放電。
「うああああああああああああああああああああああ!!!」
腕の中で、電撃に身を裂かれるロックマン。
「うああああ、ああああ!!ああ!!ああーーー!ああああああああああああああああ!!」

その激痛は、定まった痛みではない。
弱まり、強まり、それでも継続して、激痛をロックマンへ流し込んでくる。

「あああ、あああああああああああああああああ!!!」
咽も枯れる。意識も遠ざかる。体も限界を迎える。いよいよ彼も最期か…
そう思われた時。
「うわっ…!?」
突然ゴリラの手首を青い光が貫き、その掌を開かせた。

「…大丈夫か」
先ほどのロボットだ。
「助けてくれたのかい …君は?」
ロボットの背後へ。
片腕を失った巨大ゴリラが…彼らの元へ近づいてくる。

そして、このタイミングで彼は自己紹介を始める。
「私は『デューオ』 この宇宙から、『悪のエネルギー』を絶やすために戦っている」

「…来るぞ!」
ゴリラが腕を…壁へ叩き付ける。
ロックマンは意識を失ったラッシュを抱えて跳び、逃げる。
デューオは…
「でやああああああああああ!」
青く輝くチョップをゴリラへ見舞う。
頭が…真っ二つに割れる。動きが停止する。
着地、青い光をまとってゴリラへ突進…貫いた。


「…」
彼の掌には、貫通したゴリラのボディから回収した紫色のエネルギーが。
よく見るとその形は…ドクロを象っている。
拳を握り、それを消滅させる。


「これはこの星の言葉で言う『悪のエネルギー』だ。」
そう。このエネルギーが尽きないのは、ワイリー自身が強い悪の心を持っていたためであり、
また心により増幅されるものであるからだ。
「君はあの紫色のエネルギーの持ち主を知っているのか」
「…うん」

「どうやら、今回このエネルギーを手にした者は、恐ろしく強い悪の心を持っているようだ
 …すぐにでも倒したいところなのだが」
デューオは、そろえた指の先端からエネルギーを発射、ワイリータワーへぶつけようとするが…
「この通り、強力なバリアによって我々はあの施設に入る事が出来ない」


「…バリアを解除する方法を探すんだね」
「そうだ。どうやら世界の4箇所にバリアの発生源があるらしい。君はそれを絶ってくれ
 私はここを守っているとしよう」
「解った、ありがとう デューオ!」

そして、新たな戦いが幕を開ける。
「………とりあえず様子を見るとするか」
ブルースを倒したフォルテは、洞窟の端から様子を眺めていた。




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