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チラシの裏 3枚目
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派手な音ではない。
ドン、という重い音。壁の爆発…
…中から現れたのは、藍色のロボット。よく見るとそれは手榴弾を模している。
「おいロックマン!この俺が、お前の探しているグレネード様だよぉ!!」
「…グレネードマン 覚えておくよ …勝負だ!」
気性の荒いロボットだった。
「おいおい!!その前に…」
飛びあがり部屋を端から端へ一跳び。
「可愛いバクダンちゃんに挨拶しなっ!!」
そして手榴弾をバラ撒く。
「わぁ!!」
垂直に跳び、爆発を回避、チャージショットを一発。
「きへぇえっ!!」
奇妙な奇声をあげた…かと思いきや。
「砕けろっ!!」
残像が出るほどの高速ダッシュでロックマンへ追突しようとする。
「はっ!!」
バスターを撃ちながら跳び、背後からまた連射。
「いてぇっ!!」
よほどの戦闘狂か。相手の手ごたえを楽しんでいるように感じられる。
ここでグレネードマンが壁に張り付き…
「『フラッシュボム!!』」
「…!」
ロックマン目掛けて爆弾を撃ち出す。
…クラッシュボムではない。
一直線に飛んでいき、大爆発する。…その点では同じではあるが。
「フラッシュボム!!」
床へ降りてもう一発。
「わ!!」
これを避けるが…
「げぇーーーーへへへへへ!!」
「…!」
その破壊力は壁を揺らし、工場自体を崩す。
鉄骨やパイプが落下し、ロックマンを襲う。
「く!!」
スライディングで回避してチャージショット、再びスライディング。
「…ロックマン! …気をつけて
このロボットからは…嫌な感じがするの …何かに似た…嫌な感じ」
「…僕も感じているよ」
「…ファイヤーマンと同じじゃない?」
「…そう!…そうなのよ つまり…つまりね、このロボットは!」
壁へ高く張り付き…
「みんな壊れちまえーーーーーーえへへへへへ♪」
「変態なのよ!」
強力な設置爆弾をバラ撒く。
「『クレイジー・デストロイヤー』!」
「!?」
床が…大爆発を起こす。
…二つ目の特殊武器だ。それも…フラッシュボム以上に強力。
「…どういうことだ」
「俺達ワイリーナンバーズは以前以上に高性能! 二つ目の特殊武器を持たせてもらったのさ!」
凸凹とした下のフロアへ移動。そこで再び戦いが再開される。
「フラッシュボム!」
段差を利用しなんとか回避。
「ひひひー!!」
「うぁあ!!」
だが手榴弾は避けられない。
相手のダメージも相当なものだが…これは削り合いの勝負にもつれ込んだと言えよう。
「フラッシュボム!!」
壁にはりつき、またフラッシュボム。
これならば避けやすい、と段差の上で誘導していたロックマンは爆風を飛び越えて落下。
「きひっ!?」
下に落ちてきたグレネードマンにチャージショットを一発。
…貫いた。
ぴたりとグレネードマンの動きが止まり……爆発が各所から起こり…
「気持ちいいぜええええええええ!」
内包エネルギーが飛び散った。
「…サディスト兼マゾヒストって大変ねぇ」
「ロールちゃん、変な感じも何も全て知ってたの?」
「…?」
コアと見られるパーツが落下してきたが…ガラスに包まれ、紫の炎のようなものを灯している。
これは…一体?
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