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チラシの裏 3枚目

49俺的アレンジの入ったロックマンX2 11話後半:2009/04/03(金) 01:36:03
「エマージェンシー機能発動!」
戦車が壊れ、サーゲス自らの搭乗席が露になる。
どうして砲門は4つもあるのに同時に使えなかったか?その理由がここにある。戦車の中をサーゲスが搭乗席ごと上下に移動し、
手動で搭乗席からエネルギー弾を放ち、それを砲台で別々の弾に変換していたからだ。

「ハッハッハ!どうじゃ、このリフトはさぞかし辛かろう!その上下に動くリフトとワシの分裂エネルギー弾!
 この組み合わせにお前は果たしてついてこれるか!?」
サーゲス自体もう攻撃方法は一つしかない。搭乗席から放つ弾を分裂させ、エックスに当てることだ。
罠もあり、熟練されたその技術はエックスを追い詰めていく。避け切れないのだ。
「くうっ…」
どんどん弾を発射するペースをあげていく。彼も動きに同調し、高さをあわせてはバスターをサーゲスに叩き込んでいく。
しかし…じわじわと嬲り殺すようなその戦い方は確実にエックスの体力を奪っていった…。
「…なかなかしぶとい奴じゃが…ここまでじゃ!
 さーらーばーじゃ!ロックマンエックス!」
エックスを妙な呼び方で呼び、エネルギーを込めるサーゲス。だが…

「エックス!あの技を使って…!」
「あの技…」
「ボディパーツの力よ!どんなものだか私は解らないけど…」
「いや、あの技なら… よし、今なら行ける!」
「無駄な抵抗はやめることじゃな!」

エックスがリフトから飛び降りる。
「死にに来たかぁ!」

そして空中へと浮かび…身体全体の力を胸部に集中させる。
辺り全ての光が失われ真っ暗な闇の中心、エックスに集まる。

そしてエックスからまばゆい光が発せられ…叫んだ。
「ギガクラッシュ!!!」

その瞬間辺り一帯全てが光に包まれ、超高熱の光によって焼き尽くされる。
これが…エックスの持てる力を全て解き放った超爆発…「ギガクラッシュ」だ。


搭乗席とタンク本体を繋ぐアームが溶け、鈍い金属音と共に戦車の底へと叩きつけられる。
しゃがれたような声がその、焼けた口から発せられる。

「ワシは…滅びるのか………?
 ライトの……忘れ形見のロボットに…二度も敗北するとは………無念じゃ…」
サーゲスの体は蒸気を発し、緩やかに炎の中にその身体を包んでいった。


「…………その技術力。やはり、ただの科学者ではなかったか」
かつてライト博士の研究所を掘り起こし、エックスを見つけた者は呟いた。




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