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チラシの裏 3枚目
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様々な感情が湧き上がる。
人を殺そうとした自分に対する気持ちも、勿論。
「…はっ!」
研究所が崩れ始める。
いつぞやのように瓦礫が降り注ぎ…ワイリーはその下敷きに。
「…」
ここでワイリーを見殺しにするというのならば、彼が殺したことにはならないだろう。
…だが。
「ロックマン!!」
それを許さぬ者がいた。
「Drワイリーには、指一本触れさせないぜ!」
フォルテとゴスペルである。
ゴスペルは吼え、ワイリーを背に乗せて脱出。
崩壊する研究所の中、残ったのはロックマンとフォルテだけになった。
「…決着をつけに来たのかい」
「…いや、今回は俺達の負けだ」
ロックマンを真っ直ぐに睨みつける。
「…だが、」
「俺はいつかまた…お前にまた戦いを挑む
今よりも、必ず強くなってな!」
その表情は厳しく。
最後に、うっすらと微笑んで。
「…あばよ、ロックマン」
ライバルは去っていった。
様々な思いを胸に、研究所を背にして彼は歩き出した。
その燃え盛る炎は、以後200年にわたる、
ロボット三原則を巡る人間とロボットの新たなる戦いの幕開けを…
新たなる生命が辿る道を祝福していた。
ブルースは今日も、明日もまたいずこかへ。
フォルテは崖の上でゴスペルとただ夜空を見つめる。
そしてワイリーは一人のロボットの構想を練り始める。
金の髪が特徴的な、剣を背に携えた赤きロボットの構想を。
「…ヘッ、こんなオンナみてぇな奴が俺より強いわけねえだろ…」
「フンッ、フォルテよ お前とはレベルが違うんじゃよ、レベルが!」
セピア色の写真に焼き付けられた、ライト研究所の皆の姿。
今はただ、その幸せを?み締めるだけだった。
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