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チラシの裏 3枚目

47俺的アレンジの入ったロックマンX2 10話後半:2009/04/03(金) 00:34:30
「ハハハハハ!俺を無視したことを後悔したか、エックス!」
「お前がバイオレンか!」

赤く、ごつごつとしたボディ。頭からは人間の弁髪のように頭の頂点から繋がった鎖…
そしてその先には2mはあろうかという巨大な鉄球。
カウンターハンターきってのパワーファイターたる所以が見て取れる。

「俺様のパワーでぶっつぶしてくれるわ!覚悟しなぁ!」
そう言うと拳を振り上げ叫ぶ。
「うぉおおおおおおおおお!」

戦いへ向け感情を高めるためではない。
この怒号をスイッチとし、部屋内に変化が起こるためである。

部屋内にブロックが生成されたのだ。
サーゲスによる改造により得られたこの力により、バイオレンの戦いは凶悪性を増す。
「死ねやあああ!」

頭を思い切り振り乱し、鉄球で戦いの場ごと、敵を粉砕する。それが彼のバトルスタイル。
そのパワーだからこそ可能な、あまりに重いその鉄球の乱舞。
そう。部屋内がブロックによりめまぐるしく変化することで、鉄球の軌道は
バイオレン自身すら予測不能なものとなるのだ。

「何て奴だ!」
力任せ過ぎるその戦い方に半ば呆れつつ、エックスはバイオレンへ近づき特殊武器を浴びせる。
「バイオレンの弱点はバブルスプラッシュよ!」
「食らえ!」

「んおお!!」

あっという間に懐へ近づかれ強酸の泡を見舞われる。バイオレンにとっては屈辱であり、
それはバイオレンの攻撃をいっそう激しくする。

「潰れろ潰れろお!」

鉄球を避け、距離を置いて今度はバスター。1発、2発と鉄球を避けながら撃ちこんでいく。

「ぜぇ…ぜぇ…
 お前っ、ちょこまかとぉおおお!」

片手の5本の指先からマシンガンを乱射する。だがこれもエックスにとっては容易く回避できる代物。怖くはない。
また鉄球の攻撃へ移る。
攻撃をこまめに当てながら鉄球を潜ったり跳んだりしながら当て続ける。
そして彼の鉄球がブロックに引っかかり、身動きが取れなくなった所で…

「バイオレン!」
チャージを最大限にまで強化してのエックスの攻撃が始まる。

「くっ…! 何だ、失敗かぁ!?さっきと変わらないじゃねえか!」
バイオレンに当たったのは普通のチャージショットだった。
だが。
「腕をよく見ろ!」
「! …右腕!?」
「そうだ。俺の利き腕は…こっちだ!」


「エックス、ここでは新しいアームパーツを授けよう。
 両腕での二連続で放つ、強力なダブルーチャージショットが使えるようになるはずだ」
この地を訪れる前のライト博士の言葉だった。



エックスの左腕から今…より強力になったチャージショットが放たれる!
「お前のパワーが…!! この俺より…!優れているというのかあああああああ!」

巨体を捻り切るように、青いエネルギーを纏った真紅のチャージショットはただ真っ直ぐに延びていった。


「バイオレンが敗れたようじゃの。それではワシも待機するかの…作業終了じゃ」
「…おお…お目覚めのようですね、シグマ様!」
「ふむ。アジールか…この新しいボディの性能実験として、カウンターハンター最強であるお前に協力して貰いたい。」
「私が…ですか?」
「何…遠慮などはすることはない。全力で来なさい…」




「ぎあぁああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」




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