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チラシの裏 3枚目
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…そして糸が天井へと伸び…天井を突き破り、遥か上方へと逃げていった。
「倒したはずじゃ…」
そのときである。突如として、屋根が破壊され、辺りが外気に晒される。
そして、先ほどのメカニロイドが真っ二つになって落下してくる。
「………え?」
エックスも思わず目を疑った。その上から降りてくるものに。
風を切る大きな羽音と共に、羽を持ったレプリロイドが舞い降りてくるではないか。
「ようやく言葉を話すことが出来た… 僕の名はメタモル・モスミーノス」
「…レプリロイド…だったのか」
彼は今まで吸収してきたスクラップから、自らの新たなる体を構成する材料を探していたのだ。
「…吸収能力…それが君の能力か」
「そうなるね。人間や君達が捨てているものの力が…これだ!」
手をかざすと掌から虹色の光が発せられ、辺り一帯を焼き払う。
「…どういう能力だ…」
破壊の方法としてはあまりに無駄が無い。これほどまでに恐ろしい特殊能力を持つレプリロイドが居たとは。
「…だが生成したばかりでボディ自体はそう硬くは無い…そうだろう!」
壁を蹴り、モスミーノスの体を撃つと今までの敵よりも通りがよく、一瞬動きを止める。
「君がこれ以上強くなる前に、ここで倒す!」
「やってみるがいい!」
360度意図した方向にレーザーを放ち、自由自在に飛び回る脅威のレプリロイド。
羽から生じる特殊な粉は強力な電磁波を発生させ、レプリロイドを内部から破壊する作用を持つ。
スタッガーのように空中で迎え撃とうにも何処に居ても同じ。
ならばと地上でモスミーノスのレーザーをかわしながら、反撃の隙を見つけることにした。
念じてからレーザーを撃つまでにはやや時間が生じる。そこを利用して…
「ラッシングバーナー!」
うねる二つの炎の弾がエックスから放たれモスミーノスを焼く。
「うわああああああ…!!」
「今だ!」
壁を蹴り、空気を蹴り…モスミーノスに至近距離でチャージショットを直撃させた。
「そんな………!」
モスミーノスの体は墜落し、強力なエネルギーを体内から発し炎に包まれ…その体はスクラップに還って行った。
「エックス…エックス!」
ここでやっと通信が繋がる。
「エックス!大変なの、ハンターベースに戻ってきて!」
その慌てぶりはただ事ではなかった。
「了解」
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