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チラシの裏 3枚目

449俺的アレンジの入ったロックマンゼロ3 第二十ニ話:2009/05/29(金) 01:10:26
ひび割れや汚れ、煤や壁を伝う蔦が目立つ古い建物。
寂れた建物の…扉を潜る。

バイルの研究所。
パンテオン達の守りや、トゲトラップの敷き詰められた床を昇降するリフトを跳び映りながら
先へと進んでいく。


「ギチギチギチギチー!刻んでやる!」
「せっかくの優雅な時間を…目障りだ!」
「ハハッ、そのスカした面、恐怖で凍りつかせてやるよ!」
「シャァァァァ…!歓迎するぜぇ」

待ち受けていたのは八審官。
マンティスク、ヘルバット、イナラビッタ、フリザード。

「お前の体を噛み砕いてやろうかぁ!」
「イカれた奴が来たぜぇ!覚悟しろ…」
「今度こそ裁くであーる!」
「坊やにはどうしようもないの、諦めなさい ホーッホッホ!」

ケルベリアン、ビブリーオ、カクタンク、フォクスター。


8人全員を倒し最後の縦穴を下ると…


最後の扉。これを潜った先に…奴が居る。
「………」
最強の敵を前に一呼吸。


…扉が開く。


…潜る。



そこは上階下階とを上下に大きく貫く巨大な空間。
扉からは、反対側の扉まで大きな一本橋となっており…


空間の中央には…脳の形をした巨大コンピュータ。
前頭葉部分のディスプレイが点灯…バイルを写す。

「クーーーックックック!どうだねゼロ…英雄ごっこは楽しいかね?」
「…とてもじゃないが付き合いきれん
 下らんことはここで終わりにさせてもらうぞ」

「そうか、付き合いきれんか…?お前はワシを何と思うかね…」
「全くもって理解の外だ……俺にはお前はイレギュラーにしか見えん
 イレギュラーならば叩き斬る… までだ」


イレギュラーハンターとしての過去がある。
レジスタンスとしてイレギュラー扱いを受けながらも戦っている今がある。
「…」
バイルは口元を歪ませたまま、声を出さず笑った。
そして…

「クヒャーーーッハッハッハ!
 そうだ、いい台詞だ!さぞ気持ちよかろう、ゼロ!!」


ゼロの言葉に何か満足したバイルは、彼を呼び出す。


巨大な光の柱。
膨大なエネルギー量。圧倒的な力の前に、押し潰されそうになる。

そんな気を発しながら、静かに空間に佇む金色の甲冑騎士…
「オメガ…!」


「ゼロ、お前は面白い奴だったよ
 ここで殺してしまうのは惜しいくらいだが…
 まぁいい、まだまだ楽しみもある…最後まで楽しんでくれよ、ゼロ!!」


オメガの気配が静から動へ。

大気が震える。衝撃が走る。ディスプレイが歪む。
オメガの剣の鞘が爆ぜ…大剣が姿を現す。


戦いの始まりの…合図だった。




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