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チラシの裏 3枚目
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ダークエルフによりオメガに増幅されると同時に
オメガにより増幅されたダークエルフの力。
それはレプリロイドの支配の力だった。最早…その力は地球全体に及んでいる。
「………」
彼らを切り伏せることは簡単。
…だが、彼らはバイルに操られただけの者であり…
彼の仲間である。
そして…人間であるシエルを守りながら戦うことは…不可能に等しい。
「ちっ…」
その時。
「!」
視界を突如、眩い光が覆った。
「…遅いぞエックス」
「ごめん… …大丈夫かい」
辺りを見渡す。
「…皆気を失っているだけのようだな…バイルとオメガは今何処にいる」
「ネオアルカディアの地下動力部…
……『アンダーアルカディア』だよ
バイルはそこから世界中に、ダークエルフの力を送り込んでいるんだ」
「…世界の中で俺一人だけが立ち向かうことになるか…
座標を教えろ」
「…ま、待ってくれ…」
セルヴォの声だ。
「?」
「…君に渡しておきたいチップがある…戦いの前に…ラボに寄ってくれ」
「…解った。シエル、お前も一応ついて来い」
「え、ええ!」
渡されたチップは…アルティメットフット。
あらゆる足に関するチップの能力が集まった最強のチップ。
「…何時の間に」
「リコイルだけでは不足だと思ってね…
さあ、行くんだ…」
そのとき…だった。
「…何だ、この音は…」
…恐らく、転送装置の作動音。
司令室に戻る。
「…」
転送装置の床が光ったまま。
「………………まさか」
「…お、お願いですゼロさん……助けて…あげてください…」
オペレーターは…知っていた。
ゼロにバイルチップを埋め込んだその張本人が誰であるか、何をしようとしているか。
エックスも…見ていた。
「ゼロ!アンダーアルカディアへ転送できなくなった!」
「…何?」
「通るにしてはあっさり過ぎると思っていたんだ…
ゼロが部屋に来た瞬間、応答が遮断された」
「なるほど、許可は…そういうことだったのか」
内通者を転送するためのもの。
「言葉を選んでいるけど…一体どうしたっていうの、ゼロ」
「……」
ゼロは返さずに転送装置の中心へ立つ。
「オペレーター その近くでならどこに転送できる」
「ねえ、ゼロ!聞いてよ!」
「…地下に通じる、ネオアルカディア中枢部の地下巨大エレベーターまでなら……」
「…お願いだから、二人とも一体何を知っているの!?」
…ゼロは最早迷う素振りも見せなかった。
「…ゼローーーーーーーーーーーーーーーーー!」
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