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チラシの裏 3枚目
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「…人間達はもう、自分の頭で物を考えることを止めているのかもしれない…
長い間、こんなにレプリロイドが犠牲になりながらも安穏と暮らしてきたせいで。」
残るバイルナンバーズは4人。
「『キュービット』、『グラチャー』『ヴォルティール』『トレケスタ』…か
早速ミッションへ向かう」
シエルと目もあわせず、彼は転送装置に立つ。
「…ゼロ。何か私に隠していることない?」
「…何のことだ?」
「………割と感情を表情で出さないのはわかっているけど…
…私にだって解るわ ………誰か知っているのね」
「……オペレーター、今日はお前に転送だけでなくオペレーションも担当してもらいたい」
「ゼロ!!」
転送先は雪原… あの、雪原である。
「宇宙船に積み込まれていたコンテナが雪原内に散乱しており…
バイルやオメガに関するデータも含まれているものと思われます。
…ゼロさんが多忙なため他のメンバーに向かわせていたのですが…」
「了解した」
ゼロは走り出した。
…前方からパンテオンがやってくる。
「………エックスのDNAを使ったなれの果てがあれか」
ただのパンテオンではない。
…サボテンのように真ん丸く…胴回りが数メートルに及ぶまでに膨らみ、
腕の先端を鉄球にし振り回している奇妙なレプリロイドだった。
宙に浮くボードに乗り雪道を走っている。
霧が晴れる。
(…あれか)
青い空、白い雲……遥か麓に見える巨大コンテナ。
確かに、大きく言えばここは雪原地帯。
だが…そこは山の頂上だったのだ。
(動く…ようだな)
ボードに乗り、滑降していく。
「来たか」
勿論、背後からは同種の改造パンテオンが追ってくる。
「斬鋭弾!」
セイバーを振り、衝撃波を飛ばす。
衝撃波はパンテオンの腹を真っ二つに切り裂いた。
「前方にも敵が多数…か」
猛スピードで雪の坂道を駆け下りるボードの前には無数のメカニロイド達。
大きなメカニロイド格納庫はチャージ斬りで破壊、
他は勢いに任せて轢いたり、回転斬りで対処したりなど。
「…着いたか」
コンテナの入り口をボードで破壊…入っていくとそこには。
「…あーる?」
八審官の一人だった。
「…グラチャーか」
小さくまん丸な体に似合わぬ、巨大なハンマー。
「ムムムム…なんと嘆かわしい!」
地へ衝撃を響かせる。
「伝説の英雄ともあろうものが、バイル様の持ち物であーるデータを
盗もうとする盗人に成り下がったであーるか」
「このワシが裁いてくれるであーーーる!」
ハンマーを振り回して襲い掛かってくる。
「力では負けんぞ」
自らに向かい振り下ろされたハンマーをセイバーで受け止め…
「フンッ!」
一瞬にして体をずらし回避、そのままハンマーを金太郎飴の如くスライスしていった。
「……流石は伝説の剣、凄まじき切れ味」
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