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チラシの裏 3枚目
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「や…やるじゃねえか………まだ……だ…」
これほどのダメージを与えて、平気なわけがない。
蓄積された痛みが、ようやく響いてきたか。
息が上がり、よろめき、スタッガーの炎が弱まる。
「終わりだ、スタッガー」
「まだだァァァァァァァァァァァ!!!」
青き爆発がスタッガーを包む。
…青い程の高熱の炎は消滅の証のはず。
「まだ終わりじゃねえ!!」
体の各所が焦げて来ている。とうに倒れているはずなのに…。
青き炎はスタッガーを纏い、スタッガーを限界を超えて立たせていた。
「行くぜエックスううううううううう!」
腕からは青き炎の拳。突進で纏うのも青き炎。
高速で昇り、またスタッガーが並んできたら撃つ。
アッパーが来たら避けてチャージショット。
することは同じだ。でも…エックスが押されていた。
一瞬の動揺が…命取りになった。
「さあああ!」
スタッガーが爆発のように炎を纏い…エックスを掴んだ。
そして
「行っくぜえええええええええええええ!」
エックスの首を掴んだまま、遥か上の火口近くまで上昇する。そして…
「オラあああああああああああぁ!」
そのまま重力による加速と下方向への噴射もあわせた超スピードで床へと下降、エックスを叩きつけた!
「………………………………っ!!」
これほどまでの力を秘めていたとは。エックスは激しく打ち付け、息すら出来ない。
「…エックス!!!」
オペレーターも思わず声をあげる。
「俺自身これほど力が湧いてきたのは初めてだ…さぁ、立ちな…これで終わりだぜ!」
サーゲス戦で使い切ってから、なけなしのタンクでの回復。
少しだけ体力を取り戻したエックスは…壁を駆け上る。
「こんなトコで追いつかれんじゃねえぞ!」
三角とびを繰り返し上へと昇るスタッガー。
エックスも負けじと上へ、上へ。
そして部屋の最上部。
エックスは左の壁から、スタッガーは右の壁から。それぞれが跳び、空中で二人は激突した。
「うぉおおおおおおおおおおお!」
「行けええええええええええええええええ!!」
ドスッ、と大きな音がする。それはスタッガーの拳がエックスを貫いた音…
ではなく、エックスがスタッガーの胸元でチャージショットを爆発させた音だった。
辺りから音がなくなる。
胸に穴の開いたスタッガーと、満身創痍のエックスはそのまま垂直に床へと落ちて行き……
青き炎に包まれ…スタッガーが今やっと、燃え尽きたのだった。
「ハァ……ハァ…」
「ハンターの中でも炎使いの上位は
恐ろしい域に達することがあると言われるけど…これほどまでとはね」
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