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チラシの裏 3枚目
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コピーエックスのボディの黒きチップは…確かにオメガと繋がるチップである。
しかし…そのチップは逆に、オメガに力を吸収される結果をも生むのだ。
「からダが…あつ…熱……イ……ガガガガガガガ…!!」
オメガの力がコピーエックスの不安定なボディに一斉に送られ…許容量を越えて暴走を起こす。
そして…
「うわぁあああああああああああああ!」
光となって飛び散った。
「………光が流れていく…?」
「……オメガの糧にされたんだ…。」
虹色の光はオメガの元へ。
…こうしてコピーエックスは今度こそ最期を迎えた。
…それから30秒もしないうちに、ネオアルカディア全土にある声が響き渡った。
「たった今…」
「たった今、心無きレジスタンスの手にかかり…
我らが指導者、英雄エックス様がお亡くなりになられました
…大変嘆かわしいことであり…彼のご冥福を祈るのみであります」
「ドクターバイル…!」
「…私はエックス様にかねてより、ダークエルフの追跡を任されておりました
ダークエルフが捕まった今…そして、レジスタンスにエックス様が殺められた今
私は今こそその軍をレジスタンス撲滅のため動かすときであると感じております」
…すべては彼の筋書き通りなのであるが。
「なので…今このときより、ネオアルカディア軍の全権を私に委ねていただきたいので御座いますが…
皆様、如何で御座いましょうか」
ネオアルカディアの政治を取り仕切る人間達にバイルが呼びかけ…
そしてそれから10秒もせずに。
「…有難う御座います …たった今、全議員の賛成一致を確認致しました
有難う御座います。…それではこれより私が、レジスタンスの撲滅を目指し戦うことと致しましょう
ネオアルカディアに平和と自由のため!」
…すべてが、バイルの思うとおりに動こうとしていた。
「…倒すなら奴が先だったか」
「…いや、どの道エックスも彼の手駒だった…
…君はやるべきことをしたまでだよ
…ドクターバイル、あなたは妖精戦争の悲劇をまた繰り返すつもりなのか」
そして…世界は闇へ引きずり込まれていく。
「…残る敵は5人か
チップの影響もない…俺は行けるぞ」
「…そうだ。オメガのことだけれど」
「…奴がどうかしたのか」
エックスは…しばしの間、黙っていたが…
「…いや、何でもない」
口にするのをやめた。
「大切なのは体ではなく、心だ。オメガは歴史上最強の存在となってしまった…。
…それでも、君なら…君の心が生きることをやめなければ…
………勝てるはずだよ」
「…ああ」
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